4. 健康的な習慣を毎日の予定に組み込む
毎日少しの時間でもオープンワークスペースを出て個室を利用するのも、スケジュールに組み込める習慣の一例だ。また、昼休憩はしっかり取ろう。これはネットワーキングのためにも良い。椅子から立ち上がって歩き回れば、運動になると同時に、仕事に関する視野を広げることができる。また、一日を通じた水分補給も忘れずに。タイマーをセットしたり、カレンダーのリマインダー機能を利用したりするのも良い。
5. 生まれた時間を使って好循環を作り出す
前出のアンケート調査によれば、健康的な環境を推進する職場で生産性が向上する従業員は67%に上り、その結果として毎日1時間以上の時間を確保できる可能性がある。自分のワークスペースの改善に取り組んだ結果得られた時間は、自身のキャリアのために費やそう。
まずはキャリア向上のための行動リストを作成する。例えば、業界ニュースに欠かさず目を通す、スキルや専門知識向上のためのオンラインセミナーに参加する、職場から離れて同僚と時間を共にする、などだ。さらに、屋外でのウオーキングなどの健康的な習慣をさらに増やすこともできる。新たに獲得した時間を使って、リストの項目をひとつずつ実行しよう。
管理職向けの追加アドバイス
部下がここで紹介したアドバイスのいくつかを実践し、自分のワークスペースを最適化できるように支援をしよう。部下は今、知らず知らずのうちに生産性を失い、どんな対策を取ったらよいかも分からない状態にいるかもしれない。管理職のあなたにとっては、人材維持という追加のメリットも得られるかもしれないのだ。