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カリフォルニア州・モハーヴェ砂漠の太陽光発電プラント(Tom Grundy / Shutterstock.com)

米ロサンゼルス市の公益事業委員会は9月10日、米国最大の太陽光発電に特化した電力貯蔵システムの建設に向けて、8Minute Renewables社との契約を締結した。このシステムが完成すれば低コストでクリーンな電力供給が可能になり、カリフォルニア州が制定した「2045年までに州内の電力を全てクリーンエネルギー化する」という目標に近づくことになる。

8Minuteは巨大な太陽光エネルギーの貯蔵システムを構築し、日中に蓄えた電力を夜間や悪天候の日に供給可能にする。ロサンゼルス市はこの施設が、市全体の電力消費の7%を賄うことになると試算している。

サンフランシスコ本拠の8Minuteは2023年末までに、モハーヴェ砂漠にこの施設を建設し、稼働させることを確約した。このプロジェクトにロサンゼルス市が支払う金額は明らかになっていない。

ロサンゼルス・タイムズによると、今回の太陽光発電システムで供給されるエネルギーの対価はキロワット時あたり3.3セントで、史上最も低い水準だという。カリフォルニア州議会は昨年8月、州内で使用されるエネルギーを2045年までにすべて再生可能エネルギー化する法案を可決させていた。

ロサンゼルスは既に全体の31%のエネルギーをクリーンエネルギーで賄っているが、今回の太陽光発電所が稼働すれば、その比率は約38%にまで高まることになる。

環境保護団体のSunrise Movementらは、以前から8Minuteのプロジェクトを支援してきたが、地元のインフラ企業の労働組合はこの取り組みに反発する声をあげていたとロサンゼルス・タイムズは報じている。

この建設プロジェクトは14カ月間で700人分の雇用を創出し、サービスの運営に向けて40人を新規雇用することになる。しかし、ロサンゼルス市が天然ガスへの依存度を引き下げることに関しては、労働組合からの根強い反発がある。今回のプロジェクトは、ロサンゼルス市議会の承認を受けた後に正式に始動する。

編集=上田裕資

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