だが楽観的になり過ぎてはいけない。今からでも、この機会を台無しにしてしまう恐れはある。
フォローアップはとても大切で、あなたが思うよりも大きな役割を占めている。あなたは恐らくこれまでに多くのコーチやメンターから、フォローアップを続けて仕事に対する自分のやる気と熱意を示し続けるよう言われているだろう。
しかし実際には、面接後に積極的にアプローチしすぎるのは良くないこともある。しつこい態度は相手をいら立たせ、あなたが繰り返し電話をかける人事担当者を不快にする可能性がある。
その仕事に興味があるという印象を残すべきだが、必死に見られてはいけない。以下に、面接後のコミュニケーション術をマスターする方法を紹介する。
1. お礼を24時間以内に送る
面接後、関わった人全員にお礼の連絡をすること。これは成功を左右する。というのも、あるアンケート調査によると、採用を行う管理職の3人に1人が、お礼を伝えない候補者のことを低く評価しているからだ。面接当日中にお礼メールを送ること。理想的には面接から数時間以内がよい。
もし面接官が複数いたなら、それぞれにお礼を伝え、各人と話した内容に基づいて、一人一人に合わせた内容にすること。受付や人事部の人と名刺を交換した場合も、同様にお礼を伝えよう。会った人全てに謝意を示しても害はない。
2. 告げられた回答期日を過ぎたら連絡する
フォローアップでお礼を述べるのは簡単だが、数日後や数週間にわたり音沙汰がなかった後にフォローアップするのは気まずい。もし回答期日を告げられたなら、それを尊重すること。
その日が過ぎても連絡がなければ、自分から連絡してもいい。ただ、正しい方法でする必要がある。
突然電話するのは良くないし、何度もメールするのも駄目だ。非常にしつこい人は、のんびりした人より不安を感じやすく、電話をかけ続けている相手にもそれが伝わり始めてしまう。
簡潔で味気ないメールを採用担当者に送り、今の選考状況を確認し、こちら側で他に何かできることはないか聞いてみよう。これは高圧的にならずに相手に自分の事を思い出してもらう穏便な方法だ。
担当者は忙しい可能性が高く、選考には時間がかかるかもしれないことを心に留めておくこと。すぐに返事がないからといって不採用だったというわけではない。
3. 合否にかかわらず、連絡できる状態を保つ
もし不採用に終わっても、相手と関係を築き、連絡できる状態を保てば、自分の利益になりうる。
担当者や企業を、「失敗した面接」ではなく、新たな仲間や人脈、業界内の接点としてとらえること。同じ会社からもっと自分に合う求人が出てくるかもしれないし、他の会社に勤め始めてから共に仕事をする機会もあるかもしれない。
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現実として、面接は相手から最終フィードバックを得るまでは終わらない。不快で必死な候補者を好む人などいない。面接後も自分の行動を意識し、細心の注意を払おう。