「デザイン経営」の本質を考える

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昨今、ビジネスにおいて「デザイン」の重要度が増している。プロダクトなどの見た目をデザインすることから、そのプロダクトの魅力をユーザーに伝えるためのコミュニケーションのデザイン、そしてビジネス全体にデザイン思考を活用する領域まで、いまやデザインが企業の活動全体やイノベーションを支えているといってよいだろう。

日本では2018年5月、『「デザイン経営」宣言』が経済産業省・特許庁から発表された。「デザイン」を経営に取り入れることへの関心が高まり、発表から1年を経たいま、どうやってデザイン経営を実践していくのか試行錯誤の最中にある。

一方、海外ではデザイン経営を行っている先進企業のみが、飛躍的な成長をしていると言っても過言ではない。そんな海外のプロダクトやサービスなどモノづくりを行うデザイン先進企業・組織では、デザインの価値を最大化する手段として「Design Ops(operations)=デザイン運用」が行われている。

「Design Ops」とはひとことで言うと、質の高いデザインアウトプットの創出活動を支えるインフラである。



日本ではまだ浸透していない言葉だが、海外ではグーグル、ネットフリックス、ドロップボックス、エアビーアンドビーなど、 Webサービスで新しい時代を切り拓いている企業が、デザイン経営の次のステップとしてDesign Opsを採用している。また、デザインツール会社のInvisionは「Design Ops Handbook」を発表し、各企業のDesign Opsのベストプラクティスを紹介している。Design Opsはまさにいま体系化されている真っ只中なのだ。

今回、このDesign Opsについてもっとよく理解するため、提唱者であり「DesignOps Handbook」の共著者である、Dave Malouf氏へのインタビューを行った。彼の言葉を引用しながら、Design Opsとは何かを掘り下げていこうと思う。

文=リー・コーリー

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