求めるものを明確にしないことで、従業員としてのパフォーマンスに悪影響が及び、自分のキャリアや勤務先企業の重荷となってしまうかもしれない。ここでは、キャリアの目標をこれまで達成できていない場合に考えられる5つの理由と、その達成方法を紹介する。
1. 欲しいものが何か理解していない
キャリアに何を求めているかが分からなければ、それを相手に求めることはできない。自分が何を求めているのかを最も理解しているのはあなたで、おそらくそれを理解しているのはあなただけだ。時間を取って考えよう。
昇進したい場合や、目立つプロジェクトに取り組みたい場合、柔軟なスケジュールで働きたい場合など、仕事の仕方に関して夢見ていることはあるだろうか? 同僚がやっていることを自分もできたらなと思うことはあるだろうか? あなたは何を求めているのだろう? あなたの現在の優先事項を理解すること。
2. 欲しいものを実際誰にも求めていない
何が欲しいかが分かったら、それを求めること。あなたが考えていることや欲しいものを周囲の人が理解していると思い込まないこと。
歌手のケリー・クラークソンは、自身の新たなトークショーのスケジュールの中に、子どもたちを学校に送り届ける時間を組み込むよう主張した。クラークソンは、自分に大切なことを周囲の人に認識させ、それを求めることに罪悪感を持たないことが必要だと語っている。
求めないものは手に入れることができない。欲しいものは求めること、
3. どのようにして頼めばよいかを理解していない
欲しいものを求めたにもかかわらずまだそれを得られていない場合、正しい尋ね方をしただろうか? 欲しいものをただ要求するだけではだめだ。欲しいものが何であれ、自分がそれを得るのにふさわしいとは言わないこと。与えられて当たり前だと思っているように聞こえないよう、敬意を持つことが必要だ。
また、周囲の状況も認識すること。プロジェクトを完了するためのリソースを増やしたいが会社の第3四半期の業績が芳しくなかった場合、あなたが他の場所でどのように節約できるかを説明するべきかもしれない。どのように頼むかは、何を頼むかと同じくらい重要だ。
あなたのコミュニケーションスキルが結果を左右することもある。コミュニケーションスキルを使って信用性や信頼、影響力を今から培おう。