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(c) montblanc

16年ぶりに新作が発表された、モンブランの代表的な筆記具コレクション「スターウォーカー」。あらゆるもののデジタル化がますます進展しているなかで、アナログな筆記具にポテンシャルを見出す理由を探る。


モンブランのシンボルともいえる白い星型のエンブレムが、透明なドームに浮かび上がる印象的な筆記具のコレクション「スターウォーカー」が発表されたのは2003年のことだった。クラシックで重厚なデザインが目立つ同ブランドの筆記具にあって、若々しくスタイリッシュな趣の「スターウォーカー」は若年層のユーザーにも好評を得て、「マイ・ファースト・モンブラン」 の1本として選ばれることも多い。

その「スターウォーカー」からこのほど新作コレクションが発表。テーマは「スターウォーカー」らしく宇宙だという。

人類初の月面着陸から50周年を迎えた2019年、ボーイング社などによる有人コマーシャルフライトが現実として眼前に迫るなど、宇宙はどんどん身近なものとなっている。しかしながら、筆記具としてのモンブランは宇宙とどのように関わりをもつのか。米国ヒューストン、それもNASAにほどちかい「Lone Star Flight Museum」にて行われた「スターウォーカー」新作コレクション発表会を訪ねた。



「2003年にオリジナルの『スターウォーカー』を発表した際、すでにスターというワードを選んだ時点で今回の宇宙との“リコネクト”は必然だと感じていました。特にアポロの月面着陸から50年というアニバーサリーでもある今年にこのようにコンテンポラリーなコレクションを発表できることを非常に誇らしく思っています」と語ってくれたのはモンブラン インターナショナルCEOのニコラ・バレツキー氏。

注目の新作は、従来透明だったドーム部分に美しいブルーのグラデーションが施されている。これはやはり?

「おわかりでしょう。これは漆黒の宇宙に浮かぶ青い地球の姿です。新作のクリエイションにあたり、実際宇宙を旅した宇宙飛行士15人ほどにお話を聞きました。彼らが異口同音に主張するのは、まるで無のように思えるほど暗い宇宙をたゆたい、ふと振り返ったときに見える惑星(地球)の抜けるような青、その美しさでした」



といっても、モンブランが追求する美のバランスを極めるには時間と手間がかかった。

文・編集=秋山都

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