サムスンのGalaxy S10やNote 10などは、60Hzディスプレイを搭載しており、Pixel 4のディスプレイはこれを上回る性能を実現することになる。
開発者向けコミュニティサイトXDA-Developersに掲載された情報で、Android 10のコードにPixel 4が90Hzディスプレイ対応になるとの記述があることが確認された。コードには、2019年に発売のPixelシリーズを意味する「P19」が、90Hzモードのオン・オフの切り替えに対応するとの記述があるという。
グーグルは今年に入りPixel 3aと3a XLという比較的安価なモデルを発売済みだが、この2機種のディスプレイは60Hz仕様だった。つまり、今後年内に発売になるPixel 4が90Hz対応になることになる。
アップルやサムスンが2019年に発表する端末は、60Hz対応のままとなる見通しで、グーグルは競合に先駆けて90Hz対応を実現することになる。
ただし、90Hzのディスプレイにも弱点はある。それはバッテリー消費が60Hzよりも多い点だ。Pixel 4はPixel 3よりも小さなバッテリーを搭載する事が既に明らかになっており、電池の持ちが悪くなる可能性は高い。
しかし、2年前のPixel 2で画面の焼き付き問題を発生させたグーグルが、今年の最新端末で他メーカーを大幅に上回る性能のディスプレイをアピールしようとする姿勢は、評価に値する。Pixel 4のローンチは今年10月が予想されている。