ビジネス

2019.09.06

東京駅から徒歩2分。アップルが日本最大の直営店「Apple 丸の内」をオープン

9月7日にオープンする「Apple 丸の内」

数年間にわたって日本の直営店に大規模な投資を行なっているアップル。2018年4月以来、新宿、京都に続く3店舗目の直営店「Apple 丸の内」が9月7日にオープンする。「Apple 丸の内」は日本において9店舗目の開店となり、東京エリアにおいては5番目の直営店になる。店舗の規模は日本で最大級だという。

Apple 丸の内のオープンについて、アップル Retail+People担当シニアバイスプレジデントのディアドラ・オブライエンは「Apple丸の内のオープンは、Appleがこれまで日本のお客様と長年築いてきた関係の中でも、重要な出来事となるでしょう。皇居にも程近く、日本中に伸びる鉄道網が集中する歴史ある東京駅のすぐそばで、かつ日本を代表するビジネス街である丸の内に、私たちの新店舗をオープンできるということを、大変嬉しく思っています」と語った。

米国外で初めて作った直営店「Apple 銀座」がオープンしたのは2003年。アップルによれば、同店に最初のお客様を迎えてから、これまでに日本国内で8000万人以上のお客様を迎えてきたという。「アップルの日本での歴史は長く、日本は大変特別な国。Apple丸の内という旗艦店のオープンは、日本における直営店の大規模な拡大の一環として位置付けられるものです」とも語った。



東京駅のすぐそば。三菱ビルの1階にオープン

新たにオープンするApple 丸の内の場所は三菱ビルの1階。JR東京駅、千代田線二重橋駅から徒歩2分ほどのアクセスの良さが大きな特徴となっている。

アップルによれば、店舗デザインは三菱ビルの建物外観である構造グリッドからインスピレーションを受けているという。

「ユニークなファサードを持ち味とし、コーナー部分に3次元の丸みを実現するために国内で(菊川工業が)特別に加工したアルミニウムから作られた、高さ2階分のヴィトリン・スタイルのショーウインドウも直営店で初となるスタイルです」(アップル広報)



まるでiPhoneのようにも見えるファサードは、東京・丸の内エリアの活気溢れる通りとストアを結びつけるのに一役買っているという。

また、ウインドウの周囲に沿うように国産の竹が備えられている点にも“日本らしさ”が感じられるとともに、アップルならではの細かい部分へのこだわりを感じる。
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文=新國翔大

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