クレジットカード大手の米マスターカードが毎年発表する「世界渡航先ランキング」は、世界の主要200都市を訪れた外国人(観光客と出張旅行者)の人数と滞在中の支出額を調べ、順位を発表するもの。
最新の調査結果では、南北アメリカ大陸で上位20都市に入ったのは、7位のニューヨークだけだった。また、2009年以降、訪問する外国人客が最も大幅に増えているのは、アジア太平洋地域であることが分かった。
ランキングの20位までに入った都市は、以下のとおりだ(左から、順位、都市・国名、訪問者数)。
1. バンコク(タイ)/2278万
2. パリ(フランス)/1910万
3. ロンドン(英国)/1909万
4. ドバイ(アラブ首長国連邦)/1593万
5. シンガポール/1467万
6. クアラルンプール(マレーシア)/1379万
7. ニューヨーク(米国)/1360万
8. イスタンブール(トルコ)/1340万
9. 東京(日本)/1293万
10. アンタルヤ(トルコ)/1241万
11. ソウル(韓国)/1125万
12. 大阪(日本)/1014万
13. メッカ(サウジアラビア)/1000万
14. プーケット(タイ)/989万
15. パタヤ(タイ)/944万
16. ミラノ(イタリア)/910万
17. バルセロナ(スペイン)/909万
18. パルマ・デ・マヨルカ(スペイン)/896万
19. バリ(インドネシア)/826万
20. 香港特別行政区(中国)/823万
支出額1位はドバイ
訪れた外国人旅行者による支出額が最も多かったのは、アラブ首長国連邦のドバイだった(約308億2000万ドル、約3兆2800億円)。旅行者の滞在期間は平均3.5泊。つまり、1泊当たりおよそ553ドルを支出していたことになる。
旅行客の支出額が2番目に多かったのは、サウジアラビアのメッカ。3位はバンコクだった。
以下、支出額が多かった都市のトップ10を紹介する(左から、順位、都市・国名、ドル換算での支出額)。
1. ドバイ(アラブ首長国連邦)/308億2000万
2. メッカ(サウジアラビア)/200億9000万
3. バンコク(タイ)/200億3000万
4. シンガポール/165億6000万
5. ロンドン(英国)/164億7000万
6. ニューヨーク(米国)/164億3000万
7. パリ(フランス)/140億6000万
8. 東京(日本)/137億7000万
9. パルマ・デ・マヨルカ(スペイン)/126億9000万
10. プーケット(タイ)/120億1000万