地元メディアReno Gazette Journalによると、逮捕者の大半は薬物所持容疑に問われており、より重い罪に問われた容疑者の一人は性的暴行で逮捕された。36歳のレイプ犯は保釈金15万ドルを支払ったという。
さらに、28グラム以上の規制薬物の密売に関わった容疑者の保釈金は、50万ドルだったとReno Gazette Journalは報じている。バーニングマンでの逮捕者は昨年も43人以上に及び、2017年は58人だった。逮捕者は2013年には6人だったが、2015年以降に急増した。
バーニングマンが開催されるブラックロック砂漠には毎年、数万人が集まるが、2015年に郡の保安官に就任したジェリー・アレンは、当初からフェスティバルに対する敵意をむき出しにしていた。
アレンの前任者はフェスティバルに対し、比較的友好的なスタンスをとっていたが、現地の住民からは、大規模なイベントが開催されても地元には一切、経済的メリットがもたらされないとの不満の声もあがっていた。
「会場に詰めかける7万人の全裸の集団を、まとめて警察署に連行することは難しい。しかし、我々は出来る限りの法的手段を講じていく」とアレンは2015年に宣言していた。「バーニングマンは、地元民には頭痛のタネしかもたらさない」と彼は述べていた。