右も左も分からない状況の中で始まったモデルの仕事ですが、撮影を重ねていくうちに意識もどんどん変わっていって。楽しんで撮影に臨んでいるだけではプロではない。どうしたら一番綺麗に写るのか。自分自身のことをしっかり研究した上で、撮影に臨むようになっていきました。そこから、更にモデルの仕事が楽しいと思えるようになりました。
芸能活動と学業の両立を図りながら、高校生になって迎えた受験勉強。周りの人たちが必死に勉強をするように、私も芸能活動をストップし、勉強漬けの毎日を送りました。
オープンキャンパスに行ったり、チューターさんの話を聞いたりする中で憧れを抱いたのが早稲田大学。この大学に入りたい。その思いだけで予備校に通い続け、朝から夜まで1日10時間も勉強する日々を過ごしました。現役合格できなかったときはショックを受けましたが、それでも勉強を続け、結果的に1年浪人して早稲田大学に合格することができました。
自分でも驚いた“出川ガール”の抜擢
大学に入ってから、女性向けファッション雑誌「ViVi」の専属モデルや、『世界の果てまでイッテQ!』の出川ガールに抜擢していただくなど、いろんな仕事に関わらせてもらっていますが、実はもう一度芸能活動を再開できるとは思っていませんでした。
受験勉強で芸能活動をストップしたときは、その決断をした時点で芸能活動は終わり。もう戻ってくることはないんだろうな、と思っていたんです。
そうした中で「ViVi」と『世界の果てまでイッテQ!』の話が来たときはすごく嬉しかったですね。
特に出川ガールの仕事はトントン拍子で決まっていき、驚きの方が大きかった。番組自体は家族と一緒に見るくらい大好きだったので、「まさか……」という感じで。気がついたら出川ガールとして出川哲朗さんと一緒に仕事をしていました。
実感が得るまでは時間がかかりましたが、最初の放送が終わり、周りの人たちから「すごいね」「面白かったよ」と声をかけてもらえたときに「またこの仕事を始められたんだな」と思いました。