I write about private aviation and the business of luxury travel

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アムステルダムからベネチア、バルセロナ、ペルー、さらにはネパールまで、「オーバーツーリズム」(観光客の過剰な増加)の問題はさまざまな観光地で盛んに議論されている。地元住民の観光客に対する反発は強まっており、観光業界のリーダーたちはこれまで軽視されてきたこの問題に注目するようになった。

各国の観光地は数十年間にわたり、巨額の資金を投じて旅行者誘致を競い合ってきた。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によると、観光業界は年間売上高が8兆8000億ドル(約935兆円)を超え、3億1900万人もの雇用を支えている。

別の言い方をすると、旅行と観光業界が一つの国だとすれば、その生産高は米国、中国に続き世界3位で、オーストラリア、スペイン、ロシア、韓国を合わせた国内総生産(GDP)よりも多い。

オーバーツーリズムの問題は実際に存在するが、表面上の印象が実情を正確に反映しているとは限らないとの懸念もある。

隠れた名所を訪れる豪華な旅に特化した旅行会社リモート・ランズ(Remote Lands)の共同創業者、キャサリン・ヒールド最高経営責任者(CEO)は、登山家のニルマル・プルジャが5月23日にフェイスブックに投稿した写真を例として挙げた。この写真には、エベレスト山の山頂に到達しようと列をなす300人以上の登山家が映っていた。

この写真により、オーバーツーリズムに対する怒りの声が巻き起こったが、ヒールドは、あまり伝えられなかった事実として、エベレストで毎年発行される登山許可はわずか370件だと指摘する。今年は天候により登山できる時期が短くなり、わずか数日の間に需要が集中したため、登山家の列ができてしまったのだ。

この写真とその後の過剰反応により、観光客を増やしたいネパールの他の地域で旅行者が減ってしまう懸念がある。また同時にヒールドは、ネパールの収入を増やすため現在約1万1000ドル(約120万円)の登山料を引き上げ、さらに登山者には事前の健康診断を義務付けるべきかもしれないと述べた。

編集=遠藤宗生

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