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表現力をよくするレシピ

Jacob Lund / shutterstock.com

優秀なリーダーには自ずと備えている統率力がある。その人物から発せられるものなのだが、人間として好かれていて、周りの人たちが自然にあとを付いて行きたくなってしまう能力とも言える。

このような愛されるリーダーは、大概の場合、自分ならではの趣味を持っている。趣味を通じて部下や周りの人とのつながりを強め、信頼関係を深めていたり、その人の持つ趣味のイメージが仕事にも掛け合わされていて、豊かな人物像をつくっているのだ。

では、リーダーの持つ趣味が、どのように統率力に影響しているのか、いくつかのタイプに分けて検証してみよう。

「時間がかかる趣味」があると…

たとえば料理や楽器が趣味だったり、マジックや似顔絵などが得意だというリーダーがいる。こうしたエンターテイメント性が高い趣味を持つリーダーは、大勢の集まりの中でハートフルなパフォーマンスが提供でき、世代を超えて大勢の注目を集めることもできる。

また、これらの趣味は、本格的に取り組むといずれも時間がかかる。周りの人が思い浮かべるのは、忙しく働きながら、いったいどうやって時間を捻出したのだろうという興味に至る。リーダーは、そこで目的に合わせた、時間の使い方やセルフマネジメント力が優れていることをアピールできるわけだ。

博識なリーダーは洞察力がある

知識の習得が趣味というリーダーの場合。知らないことがないのではないか、という博識な人が多い。歴史や自然科学、美術、音楽、文学などあらゆる分野に詳しく、知の宝庫のような人だ。

そこから編み出される柔軟な思考には洞察力があり、多面的な広がりがある。周りの人は、自分の選択や考え方について意見を聞いてみたくなるはずだ。

挑戦し続ける人の吸引力

競技系のスポーツを趣味としているリーダーは、大抵の場合、学生時代にあきらめていたサークル活動を再開、何かの大会に出場して賞を狙ったり、記録の更新を目指している。

挑戦をあきらめない姿勢はリーダーのあるべき姿に重なるだろう。物語やドラマを感じさせるその生き方は、憧れを持たれたり、周りの人も応援しながら自らも挑戦をしようという気分にさせる。

人脈が豊かなリーダーの特徴は?

周りの人から「意外」と思われるような趣味を持つリーダー。思いもかけぬようなジャンルの食通だったり、珍しいものの収集をしていたり、カラオケなどで知る人ぞ知るようなレパートリーを持っていたりする。

こういったタイプのリーダーは、多くは特異な人脈を持っている。肩書をはずして、誰とでもフラットにつきあえる懐の深さがあり、顔が広いのだ。そして、周りの人に対しても、その人脈を気さくに紹介してくれる、人間の架け橋になってくれるような人だ。

このようにタイプを分析してきたが、趣味は、リーダーのイメージづくりをするためのものだけではない。リーダー自身の夢中になるエネルギーが、他者にもエネルギーを与えているのだ。人はそのクレージーな無邪気さにこそ、心を動かされるのだ、ということは押さえておきたい。

連載:表現力をよくするレシピ
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文=中井信之

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