キャリア・教育

2019.09.07 22:00

フリーランスから創業者に変身するための4つのステップ


3. 人に仕事を任せる心の準備をする

フリーランスから起業家になった多くの人は、人に仕事をうまく任せられないことが多い。自分で全ての火を消すことに慣れ過ぎていて、もはやそれは自分の役割でないことを忘れてしまうことが多いのだ。例えば元アプリケーション開発者は、新たに採用した人材が作成したコードに手を加えたいと思うかもしれない。しかし、そのサービスを提供するのはもうあなたの仕事ではない。

あなたには今、事業を経営する責任がある。つまり、他の人が対応できるような下位レベルの仕事にエネルギーを無駄にする代わり、プロジェクトマネジメントやネットワーキング(人脈作り)、営業など経営面の仕事に注力する必要がある。

創業者として成功するには、どのようにして効果的に人に仕事を任せるかを学ぶ必要があるだろう。起業家のジョン・ランプトンは米ビジネス誌ファスト・カンパニーで、フリーランスから起業家へと転向した中で特に難しかったことの一つは、フリーランス時代のように気が向いたときに1日休みを取り、その分を他の日の夜に回すといったぜいたくができなくなったことを理解することだったと述べた。

ランプトンは「私がこの会社を成功させ、時間通りに給料を支払うことを頼りにしているチームがいる。チームと私のため、私はもはや休みを取ることができなくなった」と語っている。

4. ゆっくり慎重にビジネスを拡張する

すぐに大きなチームを雇おうとせず、効率が良く小規模で、多くのことを達成できる数人のチームを採用し、育てることに焦点を当てること。また、ルーティンのプロセスを合理化するような強固な業務システムや作業ツールに投資する。成長の指標をしっかり監視し、次のステップを取るのに良いタイミングであることが直感と数字の両方から示されているときにだけ次の手を打つこと。

翻訳・編集=出田静

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