そこであなたは、ある重要な問いに正直に答えなければならない。それは、フリーランスでい続けるべきか、それとも起業してビジネスを成長させたいかという選択だ。
答えが後者である場合、創業者として名乗り始める前に取るべき4つのステップがある。
1. 起業がどういうことかをしっかりと理解する
フリーランスは特定の分野の専門家であり、サービスを必要とする人が活用できる技術者として見なされている。しかし、起業家として成功するには、才能ある技術者であることはパズルのたった一部でしかないことを理解すべきだ。
起業家は、より広い視野で物事を見て、ビジネス目標を基盤としてシステムを作る。それでは、あなたの目標は何だろう? それをどのように達成できるだろうか? こうした問いに対して答えを出すためには、自分のスキルと、フリーランスではなく事業主としてそれをどのようにマーケティングできるかについて慎重に考え分析することが必要だ。
サービスを商品パッケージにまとめチームを雇うことで、自分はサービス提供から退くことができるかもしれないし、急速にビジネスを拡張してある程度ビジネスから手を引けるような、より受動的なビジネスのアイデアを模索したいと思うかもしれない。また、長年温めていたアイデアに基づいて最初からスタートアップを構築する選択肢はいつでも存在する。
2. 営業プロセスを変える
事業を経営していると、潜在的な投資家や顧客など異なるタイプの人たちと交流する必要がある。あなたはもはや雇われ専門家ではなく、自分の価値を伝え、より複雑な営業プロセスをうまくこなさなければならない存在なのだ。
インフルエンサー向けサービスなどを提供するキュレーター・ソーシャル(Curator Social)のクリス・ラル最高経営責任者(CEO)は「これには大きな考え方の変革が必要になる」と述べた。
「当社はサービスの販売から顧客の問題解決に切り替えただけで、利益を前年比7倍に増やすことができた。自分の強みに忠実であり続け、価格設定を守り、サービスを割り引くのではなく価値を構築すること。代替可能な供給業者と貴重なパートナーの違いはここにある」(ラル)