I look at the impact of mobile technology and online media.

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アップルは9月10日に開催のイベントで、新型iPhoneの3モデルを発表する見通しだ。今年のiPhoneは昨年と同様な3モデル体制で、上位モデルのiPhone11 Pro及びPro Max、廉価版のiPhone11になるとみられている。

新機種については既に様々なリーク情報が報じられているが、アップルがスマホ市場の競合と戦う上で、大きな武器になり得るのがタッチペンのアップルペンシル(Apple Pencil)だ。2015年9月にiPad Proと同時に発表されたアップルペンシルはこれまでタブレットのみの対応で、iPhoneでは利用できなかった。

しかし、今年7月から複数のアナリストたちが、iPhoneのアップルペンシル対応を予測し始めた。英国の携帯アクセサリー専門サイトMobileFunなどは、既にアップルペンシルの格納スペース付きのPro Max用ケースをサイトに掲載している。

今年の新モデルのうち、アップルペンシル対応になるのが、最上位モデルのPro Maxのみとされている点も興味深い。競合メーカーが5G対応を果たす中で、今年のiPhoneのスペックが魅力に乏しいものになることは確定的で、iPhoneの販売台数の減少は今後も続くだろう。

そんな中、最高額で販売されるPro Maxは、アップルの利幅が最も大きい端末になる。販売台数が落ち込む中で、1ユーザーあたりの売上の最大化は同社にとって必須の課題だ。長期的な戦略として、ストリーミングなどのサービス収入を伸ばす方向もあるが、短期的には端末の利幅を拡大し、付属品の売上を伸ばすことが有効だ。

ここで大きな役割を果たすのがアップルペンシルということになる。アップルペンシルを使いたいユーザーは、最上位機種のPro Maxを購入し、99ドルを追加で支払ってアップルペンシルを購入することになる。

これにより、アップルの収益は底上げされ、競合のアンドロイド端末メーカーと戦う上で、一定の成果をあげることになるだろう。

編集=上田裕資

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