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調査会社Second Measureのデータによると、配車サービス市場におけるウーバーとリフトのシェアは98%を占め、市場は2社による寡占状態にある。

ウーバーは、1回の配車につき25%の手数料をドライバーから徴収している。リフトの料率も同じような水準だ。これに乗車距離に応じた手数料などが加わると、手数料はトータルで40%ほどに達する。ドライバーたちは高い手数料率に不満を高めている。

Yコンビネータの支援を受けるスタートアップ「Nomad Rides」は、ドライバーから月額25ドルのサブスクリプションフィーを徴収することで、ドライバーの収入を増やし、割安な配車サービスを提供しようとしている。

ドライバーは手数料が固定のため、これまでより約20%多く稼ぐことができるという。同社はインディアナ大学ブルーミントン校に本拠を置き、今年2月にアプリをリリースした。

8月19日に行われたYコンビネータのデモデーで共同創業者兼CEOのDaniel Jonesは、2分間のピッチで投資家に対して次のように述べた。「アプリの反響は非常に大きかった。61日間で5700件の配車を行い、9400件のリクエストを受け取った」

Jonesと、もう1人の共同創業者でCFOのMichael McHughが、ピッチの最後に「ウーバーとリフトを葬ることを手伝いたいと思う人はいませんか?」と聴衆に問いかけると、会場は大いに沸いた。

McHughとJonesは、Nomad Ridesをウーバーのような配車アプリではなく、ソフトウェア企業だと定義しており、サブスクリプションを収益源に成長させたいと考えている。

今年初めに行ったテストでは、同社が保険を提供していないことや、事業を行うライセンスを取得していないことを多くのドライバーが不安に感じたという。同社はその2カ月後にサービスを一時停止したが、現在では必要なライセンスを取得したという。

ウーバーやリフトがドライバー向けに保険を提供しているのと異なり、Nomadのドライバーは自身で保険料を支払う必要がある。彼らは、Nomadを通じて通常よりも安く保険を購入することができる。

編集=上田裕資

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