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(c)Peloton

個人向けのフィットネスマシンの販売を行う「Peloton(ペロトン)」は今年6月に、上場申請書類を提出していたが、8月27日に最新の財務指標を開示した。

ニューヨーク本拠のPelotonの2019年度(2018年7月〜2019年6月)の売上げは9億1500万ドル(約968億円)だった。しかし、プロモーション費用の高まりにより、損失も前年度の4790万ドルから1億9560万ドルに上昇した。

2012年創業のPelotonは、ストリーミングやオンデマンドのレッスンとの組み合わせでカルト的人気を誇る存在となった。同社の初期のプロダクトは、ネットにつながるフィットネスバイクのみだったが、その後はトレッドミルも発売し、ストレッチやヨガのレッスンも提供するようになった。

Pelotonのサブスクリプション会員数は現在、51万人を超えている。また、1会員が1月に行う平均ワークアウト件数は11.5件で、前年度の8.4件から増加した。同社の売上げは、フィットネスバイクやトレッドミルに加え、月額39ドルのサブスクリプションからもたらされている。

同社の2019年の売上げのうち、約7億2000万ドルはプロダクトの販売によるものだ。フィットネスバイクは約2200ドル、トレッドミルは約4300ドルで販売されている。

Pelotonは同社の事業モデルを10の領域を統合したものであると述べている。そこに含まれるのはテクノロジー、メディア、ソフトウェア、プロダクト、エクスペリエンス、フィットネス、デザイン、リテール、アパレル、ロジスティクスといった項目だ。

「もっとシンプルに説明するならば、当社はハッピネスを届ける企業ということになる」と、Pelotonの共同創業者でCEOのJohn Foleyは述べている。

Pelotonはコンテンツ面でリスクも抱えている。今年4月に同社は、レッスンで使用する楽曲のライセンス料に関する訴訟を起こされ、数千曲をカタログから取り除いた。上場目論見書では、楽曲のサードパーティへの依存がリスク要因にあげられている。

Pelotonは、累計10億ドルの資金を調達しており、前回の調達ラウンドでの企業価値は40億ドルとされた。同社の主要株主にはTiger GlobalやTrue Ventures、TCV、Fidelityらがいる。CEOのFoleyの持ち株比率は6.2%とされる。

編集=上田裕資

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