ハーバード・ビジネス・レビュー誌が勧める、人脈作りの質問8選

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3. 今年起きたことの中で最も良かったことは何ですか?

新鮮で素晴らしい、自由回答形式の質問だ。2つ目の質問に少し似ているが、先に起こる喜ばしいことについて語る代わり、過去に起きたことを思い出すよう促している。最も大変だった出来事は、後で考えてみると最も大きな成長と学びを与えてくれた出来事だった場合もある。失業したことや病気になったことが、その年に起きた最も良いことになる場合もあり得るのだ。

4. どこで育ちましたか?

質問の前に「ぜひ知りたいのですが」と付け加えることがいかに便利かを思い出させてくれる質問だ。この質問をすれば、見知らぬ人は自分の人生の物語について、自分が望むだけ詳細あるいは簡潔に語ることができる。またこの質問は「是非知りたいのですが、いつ自分が成長したと思われますか?」という質問に変えることもできる。

5. 趣味は何ですか?

画家や詩人、歌手、ダンサー、風変わりな起業家などでない限り、ほとんどの人は自分が最も楽しめる分野ではないことを仕事にしている。この質問をすれば、相手は自分が最も楽しい時間を過ごせるスキーやゴルフ、浜辺や海などについて話すことができる。

6. 好きなスーパーヒーローは誰ですか?

バットマンが好きな人とワンダーウーマンが好きな人の違いを理解することで多くの見識が得られることは確かだと思うが、私はスーパーヒーロー映画を見ないので気に入っているスーパーヒーローもいない。そのためこの質問は「好きな架空の人物は誰ですか?」に変えてもよい。

7. 何か慈善活動をしていますか?

この質問は「何か一つ慈善活動に取り組むとしたら、何にしますか?」に変えてもよい。この質問をすることで、その人が何を一番大事にしているかや相手の価値観をすぐに知ることができる。あなたとの共通点がきっとあるはずだ。

8. あなたについて理解すべき最も重要なことは何ですか?

これは難しい質問で、全ての人が尋ねたり答えたりしたいものではない。全ての質問と同様、まずは自分の答えについて考えるのが最善だ。自分でも答えられないと感じるようであれば、相手にも尋ねないこと。しかし多くの人は、見た目や振る舞い方からは伝わらない自分の隠れた側面や性質を誰かに伝えることを熱望している。

私はこうした質問を活用し始めてから、9歳の娘によく泣かされると話す警察署長や、好きな架空の人物は「ジャングル・ブック」のモーグリだとする企業乗っ取り屋、ズンバを趣味とするカトリックの聖職者などに会った。こうして私は、出会ったばかりの人と驚くような共通点があることに気づくことができた。

翻訳・編集=出田静

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