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虎ノ門・麻布台地区に新たに建設される予定の超高層ビル

1986年に竣工された「アークヒルズ」に始まり、2003年の六本木ヒルズ、2014年の虎ノ門ヒルズなど大規模再開発事業を手掛けてきた森ビル。同社が、港区にまたも大規模プロジェクトを始動した。

先日、森ビルは記者会見を開き、ヒルズの未来形「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の概要が明らかになった。会見冒頭で同社の代表取締役社長 辻慎吾は「プロジェクトは、30年の歳月をかけ取り組んできた森ビルらしい大規模都市再生計画であり、都市生活の未来、東京の未来を提案する新たな挑戦であります」と高らかに宣言した。

同プロジェクトが始動するにあたり「都市とはどうあるべきか、都市の本質とは何かという問いからスタートした」と語る辻は、その答えを「人々が人間らしく生きるための都市のあり方」に見出したという。

そうした考えのもとにヒルズの未来形として「Modern Urban Village」をコンセプトに掲げ、「Green」「Wellness」の2つを柱とした。

「Green」は区域面積約8.1ヘクタールの広大な敷地内に、約6000平方メートルの中央広場を含む約2.4ヘクタールの緑地を確保。事業運営で使用する電力を、再生可能エネルギーで100%供給するという。「Wellness」は、プロジェクト内の医療施設を中心に、スパやフィットネスクラブ、レストラン、フードマーケット、菜園などをメンバーシッププログラムで結ぶことを表現している。



敷地内には、日本一の高さとなる約330メートルの超高層ビルの他、約1400戸の住宅、賃貸面積約64700坪、就業者数約20000人のオフィス、日本初進出のラグジュアリーホテル、商業施設、文化施設、インターナショナルスクールなどを建設する。竣工は2023年3月31日の予定。総工費は約5800億円だ。

着工まで30年

同プロジェクトの対象地域である港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目、六本木三丁目には「外資系企業が多く集まり、外国人居住者も多く、グローバルであり、多様性に溢れ、文化的にも豊かで極めて高いポテンシャルを有していたが、計画地には多くの課題があった」と辻は語る。

文=本多カツヒロ 写真=森ビル提供

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