ビジネス

2019.08.24

イーロン・マスクらが実践 「何もしないこと」で生まれる独創力

「無への階段」(オーストリア)(Jakapong Paoprapat / shutterstock.com)


ノースウェスタン大学の神経科学の研究者、カロラ・サルビは「創造的な人は非常に独創的で、新しいものを求める傾向にあり、好奇心が旺盛で新たな体験を受け入れる。こうした性質は全て、より大きなリスクを求める性癖により促されるものだ」と指摘。しかし、その直後に「リスクが高い状況(危機にさらされるものが多い状況)に置かれることで創造性が刺激されるわけではない。こうした状況では人は特に分析的になる」とも補足している。

私はいつも顧客に対し、目標を明確にして紙に書き出し、それに集中したらその後はどこかにしまって忘れるよう勧めている。創造的な脳がいつ画期的なアイデアや新たな解決策を思いつくかを明確に知ることは決してできない。しかし、ひらめきの瞬間を人生の中で増やしたければ、スケジュールを整理して外で過ごす時間を作ることが必要だ。

庭いじりやハイキング、片付けなど、何も考えずに時間を過ごせることは何でもよいので実践しよう。また、部下から独創的なアイデアをもっと引き出したい場合、ブレーンストーミングをさせるのではなく、公園を静かに歩く散歩に連れ出そう。

編集=遠藤宗生

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