その内定を受けてはいけない5つのサイン

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あなたが求職活動の真っただ中にいて、ついに退職願を出す日をカウントダウンしている場合、どのような内定も良いオファーに見えるものだ。しかし、これほど事実と全く異なるものはない。新たな仕事に就いてから6週間たって、「私は間違った選択をしたのだろうか?」と思うことほど悪いことはないからだ。

私はこれまで何度も「現在の職務が自分に合っていないと気づいたのはいつですか?」と人に尋ねてきた。そのたびに相手はくすくすと笑って「数週間くらいたったころかな」と答えていた。

ここに挙げる、内定を受けてはいけない5つの警告に注意すれば、どれほど今の仕事を辞めたかったとしてもこのような事態を避けることができる。

1. 職責を見てもわくわくしない

現在新しい仕事を探している主な理由の一つは、今の仕事に退屈していることではないだろうか。今の仕事はあなたが望むほどやりがいがあるものではなく、近いうちに改善される気配もない。

それと同じように、わくわくしないような仕事を受けても、違う場所で同じ問題を経験するだけだ。たとえあなたが製品管理に優れていたとしても、製品管理の仕事にわくわくせず、それが仕事の主な機能であったとすれば、あまり充実感を持てないはずだ。新たな役割が提示する課題にわくわくしない、あるいは不安さえ感じているようであれば、おそらくその仕事を受けるべきではない。

2. 職責が曖昧

曖昧なことが好きな人の場合、これは問題ではないかもしれない。しかしほとんどの人は、期待と構造が明確にされていることを好む。面接や議論を数回重ねた後も、会社があなたの責任について明確に説明してくれない場合、その仕事を断るのが最もあなたのためになる健全な選択かもしれない。

具体的に何をするのかがよく分かっていない状態で内定を受けるのは、怒りと混乱を招く元だ。また、何に向かって走るのかが分からない状態で新しい仕事に全力で取り組むのは非常に難しいことだ。採用プロセスが明確さに欠けていれば、仕事に就いても明確な情報はもらえないだろう。
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翻訳・編集=出田静

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