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Markus Mainka / Shutterstock.com

航空会社のフライト・スケジュールや運航状況などのデータを提供する英OAGは先ごろ、世界の航空便のうち最も売上高が多い路線とその運行会社のランキングを発表した。

2018年4月~2019年3月までの1年間の売上高が最も多かったのは、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が運航するロンドン(ヒースロー空港)~ニューヨーク(JFK国際空港)路線だ。同社はこの航路のみで、およそ12億ドル(約1277億円)を稼いでいる。

市場としてのニューヨーク~ロンドン路線の重要性は、いくら誇張してもし過ぎることはない。BAは同じ都市間を結ぶヒースロー~ニューアーク便も運航しているが、上記の金額にはこの路線の売上高を含んでいない。

さらに、市場としての同路線は、独占とは程遠い状態にある。ユナイテッド、アメリカン、デルタ、ヴァージン・アトランティックの各社も、同じ路線を就航している。

以下、年間売上高と飛行時間1時間当たりの売上高でトップ10に入った路線と運行会社を紹介する。



ヒースロー空港を発着する便は、トップ10に入った路線のうちの半数を占めている。ただ、原因が世界経済の減速か、差し迫った英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)問題か、あるいはその他の問題かは明らかではないものの、これらの便の売上高は、いずれも前年比での減少が目立っている。

ロンドン以外でこのリストに最も多く名前が挙がった都市は、ニューヨークだ。トップ10のうち3路線は、同地の空港を発着するものとなっている。また、短距離路線では唯一、オーストラリアのシドニーとメルボルンを結ぶ便が10位までに入った。同国のカンタス航空は両都市間で、1日およそ30便を運航している。

ユナイテッド航空はニューアーク~サンフランシスコ路線で6%減便したが、それ以外の路線が提供する飛行時間に大幅な変更はなかった。同社のこの便だけが飛行1時間当たりの前年比での売上高を増やしたのは、恐らく減便のためだと考えられる。ロンドンを発着する便以外は小幅にとどまっているものの、全ての路線が売上高を減らしている。

編集=木内涼子

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