起業家たちの「頭の中」

GROOVE Xの林 要

人々の潜在能力を回復させ、癒しを与える新世代の家庭用ロボットを開発するGROOVE X。2015年の設立以降、多額の資金調達にも成功している今注目のスタートアップ企業だ。

同社のCEOであり、ソフトバンクの孫正義氏の誘いに応じて「Pepper」プロジェクトにも携わった林要氏に、起業家としての心得やチームマネジメントの極意についてドリームインキュベータの小縣拓馬が聞いた。(全6話)

「共感をどう醸成するか」が人材採用の鍵

──多彩な人達が集まっているとのことでしたが、採用について何か工夫やこだわりはあるのでしょうか?

採用については知り合い経由での紹介が多いですね。

一方で、社員をもっと増やしたいという気持ちは凄くあるんです。しかし「人を増やすこと」と「文化に共感できる人であること」のどちらを優先するかと言われれば弊社は後者を選択しています。あくまでいい人がいたら採るというスタンスです。

おかけさまで、入ってくれているスタッフ達とのマッチング率は高いと思います。エンジニアの離職率は年間2%程度です。

──採用の取組みの中で「これは上手くいった!」というものはありますか?

採用の要になるのは「共感をどう醸成するか」だと考えています。

GROOVE Xでは先ほどもお話ししたようにTech Lunchという社内イベントを開催しています。そこでは、参加者があまりTechに関係の無いことでも各々しゃべりたいことを喋る(笑)。ただ、凝り性な人が多いので、みんな話すことが深いんですよね。玩具会社勤務だった人から皆が知ってる「◯◯シリーズを作ってました!」みたいな裏話がぽんと出てくるとか、人工知能からアートまで、それぞれの領域の深掘りされたエピソードが面白いんですよ。

そのイベントを社外にも開放したことがあります。すると社外の方が弊社の世界観にシンパシーを感じて興味を持ってくださり、今は一緒に働いていたりします。

──互いに仕事だけの関係ではなくて人として理解し尊敬し合うことを重視されているような印象を受けます。

そうですね。プロフェッショナルで、更に文化面で肌が合うということを採用では重視していますね。

文=小縣拓馬 提供元=Venture Navi powered by ドリームインキュベータ

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