家計管理で子どものロールモデルになる方法

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私たちは、良いことも悪いことも全てにおいて子どもたちの模範例になっている。金銭面においては特にそうだ。

毎回お金について話すとき(あるいは話さないとき)や買い物、旅行、仕事をするときのあなたの行動が、家計の管理に対する子どもの考え方や振る舞いを形作っている。ただ、子どもに良い金融行動を意識的に教えるのに遅過ぎることはない。

子どもに家計管理の教育を始める簡単な方法は、次に子どもと買い物に行く機会を活用することだ。子どものための買い物でも、ただ必要な日々の買い物をこなすだけにしても、毎日の行動を通して子どもに次のような賢い買い物の仕方を教えよう。

衝動買いを避ける

・買い物リストを作る/食料品店に行く前に買い物リストを作ることで衝動的な決断を避けることができる。家を出る前に、必要なものを全てリスト化するのを子どもに手伝ってもらおう。店に着いたら、子どもに自分で見つけてきてほしいものをいくつか与える。何か他のものを買ってもよいか聞かれたら、それはリストにないと言おう。

・待つ/子どもが何か高価なものをほしがっている場合、まずは24時間待たせよう。1日たってもまだ買いたい場合は戻ってきて買ってあげると伝える。子どもがそれを忘れてしまった場合、それほど重要なものではなかったのだ。「高価」の基準については、子どもの年齢と小遣いを基準に金額を設定しよう。例えば園児は10ドル(約1070円)、小学校4年生は20ドル(約2140円)などだ。

・イベントで使える上限額を設定する/ショーやサーカス、カーニバル、遊園地のような特別な行事では誰もがわくわくするもので、子どもはなおさらだ。イベントに向かう前に、使える上限額を子どもに伝えよう。こうすれば、杖や扇風機、シャボン玉を作る玩具など安くてすぐに壊れるものの購入を減らすことができる。

節約に焦点を当てる

・クーポンを持参する/あなたがいつもクーポンを切り抜くような人でなくても、子どもと一緒にすることで、買い物をしつつ、節約についての価値ある教訓を子どもに与えられる。店では、クーポンに載っているものを探す手伝いをさせよう。買い物が終わったら、どれほど節約できたかを子どもに見せること。

・比較購買をする/食べ物でも、あなたが必要とするものでも、必ず比較購買をすること。似たようなアイテムを見て、それぞれの値段を確認する。子どもには、最も安いものを探しているが品質は高くなければならないことを説明しよう。ブランド品とそうでないものの価格の違いを見せ、品質が同じ場合はノーブランドの商品を買うよう促そう。店舗にある特売品を見つけ、店舗がその商品をもっと売りたいときに時々特売になることを説明する。

・まとめ買いする/可能なときにはまとめ買いをし、1つずつ買ったときの価格と比べることで、まとめ買いがどれほど節約になるかを子どもに示す。
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翻訳・編集=出田静

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