ビジネス

2019.08.21 08:00

日韓関係悪化の影響は?「マジェスティ ゴルフ(旧マルマン)」が韓国企業の完全子会社に


マジェスティ ゴルフの業績は低迷している。2014年9月期に4億6000万円の営業赤字を計上したあと、翌年に営業黒字化したものの、2018年9月期には3億3300万円の営業赤字に転落。2019年9月期も当初の黒字予想に反し、6400万円の営業赤字に陥る見込み。期中に行った組織改編が計画より進んだため、費用が当初計画を上回ったのが減益の要因という。
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一方、売上高は回復傾向が見られる。2019年9月期の売上高は66億1500万円と前年度比9.3%の増収を見込む。2018年10月に発売した「マジェスティ プレス テジオ Ⅹ(テン)」の売上が好調なことや、「マジェスティ ロイヤル」の新モデル発売時期を当初計画より前倒したのが要因だ。

当初の売上高は63億円の見込みだったため、ゴルフクラブの新製品が予想以上に好調に推移していることが分かる。

では2020年9月期についてはどうだろうか。この期に投入を予定していた「マジェスティ ロイヤル」を前倒して発売したため、期中に新たな製品を投入できるだろうか。非上場化による経営判断の迅速化による効果はどの程度表れるだろうか。
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ゴルフ業界は若年層を中心としたゴルフ人口の減少や、ゴルファーの高齢化などにより厳しい環境下にある。加えて日本と韓国の関係が悪化しており、この影響も懸念される。

韓国企業主導による再建を目指すマジェスティ ゴルフにとって、取り巻く状況は決してフォロー(追い風)ではない。



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文=M&A Online編集部

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