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I write about consumer tech such as smartphones and gaming in Asia

Manuel Esteban / shutterstock.com

中国のシャオミやOPPOらはこのところ、欧州市場でシェアを拡大中だが彼らの主戦場は今もアジアにある。特にスマホ市場が発展途上にあるインドでは、シャオミがサムスンを抜いて1位に立ち、追撃するOPPOもサブブランドのRealmeで追い上げを開始した。

そんな中、シャオミとOPPO、Vivoらが興味深い動きを開始した。3社はメーカーをまたぐファイル転送プラットフォームを立ち上げ、アップルのAirDropに似たスタイルのデータ共有を可能にしようとしている。異なるブランドの端末同士で、ブルートゥースやWiFiを用いたファイルを実現するのだ。

これまで異なるメーカーのアンドロイド端末同士で、スムーズなファイル転送を実現する仕組みは存在しなかった。グーグルはかつて、Android BeamでNFC経由のファイル共有を導入しようとしたが普及は進まず、今年5月で終了を宣言した。

ガジェット好きの筆者は様々な端末を使用するため、ファイル共有にはUSBメモリやグーグルドライブを用いている。しかし、発表によると8月の終わりからOPPOのColorOSやVivoのFunTouch OS、シャオミのMIUIソフトウェア間で、通信データを消費しない形でのファイル共有が可能になるという。さらに、OPPOのサブブランドのRealmeもこのプラットフォームへの参加を表明した。

3社はこのプラットフォームへの、他企業の参加を歓迎しているという。しかし、ファーウェイがここに参加することはなさそうだ。ファーウェイは独自のエコシステムを確立し、他の中国メーカーから距離を置いている。同社がライバルとして意識するのは、アップルやサムスンなどの世界的メーカーのみだ。

筆者の見立てでは今回のファイル共有プラットフォーム設立の裏側には、シャオミやOPPOなどの中国メーカーが結託し、ファーウェイに対抗したい意図が存在する。

米中の緊張の高まりのなかでファーウェイは、愛国心の高い中国人消費者の支持を拡大し、先日は独自のOSも発表した。他の中国メーカーらはファーウェイに対抗する意欲を燃やしている。

シャオミやOPPO、Vivoらは一体どのような戦略を描いているのか。3社の動向に今後も注目したい。

編集=上田裕資

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