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ドイツとオランダ、ベルギー、フランス、英国では7月、気温が観測史上最高を更新した。欧州全体が、熱波に襲われた。

日陰を提供するために公共の建物が開放され、列車は線路に損傷を与えないために速度を落として運行。地中海からスカンジナビア半島までの各地で、病院が警戒態勢を敷いた。また、英国の気象庁は、過去に最高気温を更新した10年がいつだったかを示す調査結果を公表。いずれも2002年以降であることを明らかにした。

私たちの誰もが、焦りを感じ始めている。英国の気候変動委員会の報告によれば、英国民と企業、インフラは全て、あと2°Cの気温上昇に対してさえ、準備ができていないという。

ただ、幸いなことに気候変動に対する英国民の考え方は、ようやく変化してきたようだ。71%が、気候に関する危機は欧州連合からの離脱(ブレグジット)問題より重要だと考えている。そして、10人に6人は、政府の対策は不十分だとみている。

それでも、この問題への十分な対応は取られていない。英国のエネルギー消費量は、2018年も増加した。再生可能エネルギーによる発電量はこれまで以上に増えているものの、消費されるエネルギーの大半は、依然として化石燃料に依存している。

このまま歯止めをかけることなくエネルギーを使い続けていれば、私たちは気候変動と闘うことができないだろう。私たちは、エネルギーとの関わり方を変える必要がある。

今こそ行動を

欧州で最高気温が記録された週、英BBCは、私たちが行動を起こすべきときは、私たちが考えているよりもずっと近くに迫っていると報じた。18か月後までに行動を起こさなければならないという。タイムリミットは近づいている。

何に投資し、何を規制し、何において再生可能エネルギーへの切り替えを奨励すべきか、私たちは迅速に決定する必要がある。

一方、政府と企業、そして私たち個人には、カーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)を減らすために今日からでも実行できることがある。それは、無駄にするエネルギーの量を減らすことだ。

編集=木内涼子

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