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働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

G-Stock Studio / shutterstock

恋愛をはじめ、すべての人間関係は、「相手の視点に立つこと」から始まると僕は思っています。そう思うのは、僕にとっては相手の視座に立って学ぶことで、「新たな着想を得る」ことこそが魂にとって1番のご馳走だからです。

そして、着想を得るためにもっとも重要なのは、自分からより遠いものを掛け合わせることだ考えています。

身近な例でいえばコラボレーションです。例えばロックミュージシャン同士がコラボライブをしたら、似たような化学反応が起きて、似たようなファンが集まると思いますが、1番人気のJポップ歌手とインド民謡の歌い手がコラボしたら、その化学反応は未知数であり、新たなファンが広がる可能性もあります。

つまり着想とは、自分より遠いものに恋をすることで生まれると言っていいでしょう。もし、都内企業勤務のあなたが、出張の折、地方の駅前の居酒屋でバイトをしている人に恋をしたら……。まずその人との接点を作るために、相手が何を喜ぶのかを必死で考えるでしょう。

前回の記事でも紹介した通り、GIVEの基本は「相手の視点に立つ」ことです。そして、相手に喜ばれることで関係性が生まれ、その関係性の中で新たに相手の視野、視座に立って世界を見直していき、さらに喜ぶことをGIVEします。すると、また反応が返ってきて、あなたの情報は微調整されていきます。

やがてあなたの中には、彼女の視野と視座が完全にインストールされた状態になるのです。気がつけば、街を歩いているだけで、彼女の好きそうなワンピースや花までもが目につくようになるでしょう。

すると、今度はあなたが何か着想を得るとき、自分からとても遠いところにいる彼女の視座と、都内を歩いていて感じる自分自身の視座を掛け合わせて、新たなアイデアを生み出すことができるのです。これを、エンドレスでぐるぐる回していくと、いくつもの視座と視座を持ち、さらにそれを掛け算して生み出す方程式を、強化していけるのです。こうして、GIVEで得た視座を応用していくのです。

文=尾原和啓

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