「自然とアイデアが湧いてくる」状態を作る簡単なコツ

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さらに僕の場合、異国の地のコミュニティや企業に出入りしているので、今度はこの掛け算を、グローバルで展開できるようになってきます。特に東南アジアなど、急激な成長を遂げている国へ行き、互いから得た視座をかけ合わせると、ものすごい連鎖が生まれます。そこで次々に人を繋いだり、紹介したりして、またその反応を得ることで、僕の学びが深まるのです。

さらに、GIVEをし続けることで相手の視座をコピーすることが当たり前になってくると、煮詰まった会議などでも、全員の気持ちや立場からものを見られるようになってくるので、自然と交通整理ができるようになります。「〇〇さんは本当はこうしたいんですよね」という、僕とはまた違う未来が見えてきて、その視座を掛け算させることができるようになるのです。

自分一人で思いつくアイデアや着想はたかが知れていますが、遠い人とのコラボによって生み出されるものは無限大です。このループが始まると、混乱の時代においても、常に自分なりの勝ち筋を見据えて生きていくことができるようになると僕は考えています。

働き方革命最前線─ポストAI時代のワークスタイル
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文=尾原和啓

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