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2019.08.19

リンクトインを使う時に絶対避けたい5つの間違い

Gettyimages

仕事を探すとき、すぐれた人材を採用するとき、有力な人脈を築きたいとき、リンクトインがとても役に立つツールであることはよく知られている。

だが驚くのは、多くの人が、ソーシャルネットワークのプロフィールで共通した間違いをくり返すことだ。場合によってはその間違いが、仕事や資金、評判を失う原因になりかねない。ただちに以下を参考に、リンクトインのプロフィールをチェックして書き直そう。

1. プロフィール写真がそもそも不適切

リンクトインのプロフィールで最初に出てくる写真。プロに撮影してもらう必要はないが、掲載する写真は、現在のあなたの姿だけでなく、あなたがなりたいと思っている姿をとらえているものにすること。

銀行員志望なら、サングラスをかけた写真を掲載しない。法律関係の職を得たいなら、Tシャツを着て愛猫と写した写真を選ばない。画質の悪いもの、集合写真から切り取ったもの、あるいは写真なしなどは言語道断だ。



重要なのは、見る側の視点を忘れないことだ。あなたのプロフィールは、現在つながっている、あるいはこれからつながるリクルーターや雇用者に見られることになる。プロフィール写真があなたという人物をしっかり写しだしているかを確認しよう。

理想的なプロフィール写真は、肩から上の顔写真で、まっすぐカメラのほうを向いているもの。少し工夫を加えてもいいが、あなた自身とあなたが志望している仕事を反映している写真を必ず選ぶようにしよう。

2. 肩書きがあいまい

名前、プロフィール写真、肩書きはリンクトインの3大要素と考えよう。ソーシャルネットワーク上の人は皆、あなたのプロフィールのこの3点に注目する。

肩書きは興味を持ってもらえるように、しかし同時に、仕事内容を正確にはっきりと書こう。

「起業家精神旺盛なリーダー」や「結果重視の金融プロフェッショナル」などといったあいまいな言葉は避ける。真剣に仕事をしている人が、結果を残そうとするのは当たり前のことだから、そういった漠然とした言葉ではなく、役職名など、あなたの仕事を具体的にあらわす言葉を使うことをお勧めする。

肩書きは空欄にしてはいけない。異なる職種に挑戦したいなら、そのむねは追記するとして、「今の自分」についてはまず、具体的に説明するべきだ。

3. 自分の「価値」ではなく「職能」に焦点を当てている

リンクトインの履歴欄は、語るのが好きなら、まさにうってつけの場所だ。あなたが自分のキャリアをいかにして価値あるものにしてきたかを詳しく語る理想的な場なのだ。

キーワードは「価値」。もちろんどのような職能があるか、挙げていくのはかまわない。しかし、一番興味を持ってもらえるのは、その職能でどのように貢献し、結果を残したかだ。

ここで注意しておきたいのは、決して機密密情報を漏らさないこと。過去の職場で作成したプレゼンテーションやスプレッドシートを掲載してはいけない。たとえば「プレゼンテーションの構成能力には、大いに自信があります。グーグル社在職中に作成したものをご覧ください」は、お勧めしない。
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文=Zack Friedman 翻訳=笹山裕子/トランネット 編集=石井節子

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