ビジネス

2019.08.15

ジョジョとワンピースに学ぶ、働き方改革「スター企業」とは

Nuntiya / Shutterstock.com


一方で、『ジョジョの奇妙な冒険』の世界観は少し違う。

ジョジョの世界では、ドラゴンボールと違って、いろんな種類の強いキャラクターが出てくる。ある条件下では、Aというキャラクターが強いし、その条件が変われば、Bというキャラクターが強い。つまり「強さとは条件によって変わる」わけだ。

そして、この「強さは条件によって変わる」という世界観を、一気にメインストリームにしたのが『ワンピース』だ。

ワンピースの世界でも、ルフィ、サンジ、チョッパー、ウソップなど、異なる強みを持つキャラクターが出てくる。そして、それぞれのキャラには“明確な弱点”がある。だから、ある時は、Aというキャラクターが強いし、あるときは、Bというキャラクターが強いということが起きる。つまり、まさにジョジョが生み出した新しい「強さ」というコンセプトを、一気に世の中に浸透させるものだった。

何が言いたいのか?

それは、実はこの国のビジネスがさらによくなるためには、働き方改革の世界に「多種多様なスター」が必要なのではないか? ということだ。

たとえば、働き方改革で成功した企業をいくつかの側面から分類し、Aという側面では、この企業が働き方改革のスターだ!という。Bという側面では、この企業が働き方改革のスターだ、という風に定義していく。そうすれば、多くの企業が「なるほど! こういう風にすれば、自分たちもいいわけだな!」とロールモデルを持つことができる。こういう算段だ。

だが、そのためには、スターを生み出す装置が必要になる。そこで、私はある企画に協力させて頂くことに決めた。それが「GREAT COMPANY FOR STUDENTS」だ。今回、フォーブス ジャパンとタッグを組み、「いま学生が入ることを推薦できる、偉大な企業」を、採用と育成という観点から表彰する。

この企画では、まさにこれから先「スター企業となりえる未来のトヨタ」や「中小企業やベンチャーが真似できるスター人事施策」などを見つけ出し、その魅力を紹介していきたいと思っている。受賞企業からは、フォーブス ジャパンが行うCEOカンファレンスにもご案内する予定だ。

「うちの会社は、学生にお勧めできる」
「自社の人事施策にはこだわりがある」

そういう企業の役員、人事、広報担当の方はぜひ参考いただきたい。

働き方改革はまだ終わっていない。次の未来を一緒につくっていきたいと思っている人事や経営者の方とお会いできるのを楽しみにしたい。



【選考方法】
1. 企業エントリー受付(2019年8月23日一次締め切り)

企業エントリーはこちら

2. アンケート結果をもとに、Forbes JAPANとワンキャリアが学生の声を取り入れながら審査

※学生に向けては、「あなたが、就職活動やインターンを通じて、<面白いと思った/感動した/好きになった>企業とのエピソードを教えてください!」という形式で大規模アンケートを実施しております。

学生のエピソードはこちら

【受賞企業・受賞者の発表】
『Forbes JAPAN』2019年10月25日発売号、およびForbes JAPANウェブサイトにて発表いたします。

文=北野唯我

ForbesBrandVoice

人気記事