コーヒー以外に紅茶やカクテルなども提供され、雰囲気のある空間になっていた。イタリアンベーカリー「ロッコ・プリンチ」と提携、ミラノにある彼のベーカリーが店舗内に再現されていて、パンやペーストリーなどのフード類も充実している。
コーヒーのロースト工程を丁寧にたどる説明を聞き、その繊細な作業に感心させられるうち、ツアーは小さなコーヒーの苗木の前にやってきた。そこでマックスさんから、スターバックスが世界的に行なっているという「コーヒー生産を守る活動」の一部の説明を聞いた。
現在「サビ病」が、世界各地で多くのコーヒー園を壊滅状態に落とし込んでいるという。特に中南米で猛威を振るっているこの病気は、スターバックスが豆を購入する多くの農家を苦しめているとのことだ。
スターバックスはコスタリカに農園を持ち、コーヒーに関する様々な研究を行っているが、その活動の一環としてコーヒーの苗木を育て、それを被害にあった農家に提供する事業を行なっているとのことだが、過去4年間で提供された苗具の数は実に2千万本を超えるという。コーヒー文化を単に変えてきただけでなく、コーヒー産業を支えるという点でも、スターバックス社が担う仕事は非常に大きいと感じた。
次回は3日目、アマゾン関連施設の訪問となります。お楽しみに!