I write about the growing "industry" of social innovation.

ウェズリー・スナイプス(Photo by Gregg DeGuire/Getty Images)

アクション映画「ブレイド」などで知られる俳優ウェズリー・スナイプスと、製作会社Dawn’s Light Mediaが作るカジノ強盗映画「Payline」は環境に優しい映画になるようだ。

ハリウッドではこれまで、ケータリングや電気を食う設備、数時間しか使わないセットなどのために莫大なエネルギーが使われてきた。Dawn’s Light Mediaのリチャード・スウィッツァーと共に新映画のプロデューサーを務めるジェイソン・ケルビーニは、「環境に配慮した映画作りはそれほど大変な事ではない」と述べた。

二酸化炭素排出量が最も多いのはセットだ。アクション映画のセットは1シーン分が爆破されることもよくあり、「使い捨てだ」とケルビーニは指摘する。しかし、セットを転用したり、建設会社に譲渡することで、環境に配慮した映画製作が可能になる。

「今回の映画では、他の産業で行われてきた試みを取り入れている。必要なのはちょっとした努力だけだ」と、金融と再生可能エネルギーの分野で経験のあるケルビーニは話す。

「映画業界の組合でも環境に配慮するためのガイドラインはあるが、十分ではない」とケルビーニは語る。Dawn Light Mediaはノウハウを蓄積し、製作過程においてもっと配慮することをプロデューサーや製作者に促すような映画産業の将来設計を作りたいのだという。

環境に優しい映画作りに移行するにあたり、ディーゼル発電機を使わないなど簡単に行えるものもあれば、もっと複雑なものもある。

ケルビーニがお手本とするのは映画「スパイダーマン3」の製作スタッフたちだ。彼らは移動には自転車を使い、使い捨てのプラスチック製品は使わないなど、環境に優しい映画作りに関する5分間の動画を公開した。しかし、この映画が作られたのは2007年で、今から10年以上も前だ。

「それ以来様々なチームが環境に優しい映画作りを目指したが、すべてを網羅する取り組みは我々が初めてだ」とケルビーニは話した。

「今回の映画は5Gの世界における次世代のインディーズ映画製作を実証するものだ」とスナイプスは声明の中で述べた。「再生可能エネルギー100%の映画で、クールなエンタメの実現を目指したい」と彼は続けた。

編集=上田裕資

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい