経済・社会

2019.08.19 19:00

写真で見る世界の先住民たち 文明社会との「幸福な接点」はあるか


DVDをイヤリングにしたボディ族の男性(エチオピア)


エチオピアのオモ川で6月に開かれる新年の祭りで行われるこの儀式では、男性参加者の体脂肪を測定し、もっとも太っているとみなされた優勝者に、部族の名声と賞賛が与えられる。


Eric Lafforgue/Art in All of Us/Corbis via Getty Images

「マサイ・クリケット・ウォリアーズ」のキャプテンとチームメイト(ケニア)

2013年にライキピア国立公園内のオルペジェタ自然保護区で開催されたインドの「アンバサダーズ・オブ・クリケット」とのT20マッチで撮影されたもの。「マサイ・クリケット・ウォリアーズ」は地域のロールモデルの役割を担っており、女性器切除や児童婚といった時代遅れで有害な文化的習慣に反対し、マサイ族内の女性差別をなくそうと運動している。また、クリケットを通してより健康的な生活様式を普及させ、エイズについての知識を広めたいと考えている。


Thomas Mukoya / Reuters

ブラジル、ガヴィアン族の男性に挨拶するマオリ族の女性(ニュージーランド)

2015年、ブラジルのパルマスで初めて開催された世界先住民族競技大会の閉会式で、ニュージーランドのマオリ族の女性から挨拶を受けるガヴィアン族の男性。大会を主催したカルロス・テレナは、「われわれの目的は優勝者に栄誉を授けることでも、すぐれたアスリートを発掘することでもない」と言う。「重要なのは競うことではない、祝うことだ。競争は、西側世界にやらせておけばいい」。


Ueslei Marcelino

企画=Madhu Kapparath 翻訳=笹山裕子/トランネット 編集=石井節子

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