お金に関して30代が取ってはいけない10の行動

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「第1のルール:絶対に損をしないこと、第2のルール:第1のルールを決して忘れないこと」という米著名投資家ウォーレン・バフェットのよく知られた言葉がある。これは、お金が絡むあらゆる問題に有効なアドバイスだ。

財産を築くという点から言うと、人生の中で最も重要なのは30代の10年間だ。この時期に特に犯しがちな過ちを避けることができれば、私たちはお金を失わずに済む。

30代の間にお金に関して避けるべき行動は、恐らく20~30ある。そのうち最も重要だと考えられるのは、以下の10の行動だ。これらの多くを避けることができれば、あなたの経済状況は年々良くなっていくだろう。

1. クレジットカードの利用額を気にしない

月給以上の金額でも、クレジットカードを使えば支払うことができる。それに慣れてしまった人もいるかもしれない。だが、この習慣からは30代のうちに抜け出すべきだ。実現できるのが早ければ早いほど、人生はより良い方向に進んでいくことになる。

2. お金の問題についてパートナーと異なる意見を持つ

フォーブスの寄稿者であり、お金を巡って生じる問題を専門に扱う心理療法士のジンジャー・ディーンは、「年に一度はパートナーと向き合い、お互いの現在の経済状況について明らかにし、将来に向けた計画について話し合うこと」を勧めている。

また、それ以外にも定期的に、資産形成に関する戦略と戦術を話し合うべきだろう。特に、予定外のことが起きた場合にはいつでも相談することが重要だ。

3. 本当は手の届かない家を無理して購入する

問題は、多くの人が自分に買うことができる最も高額の住宅を購入することだ。このような選択の欠点は、それがその他の支出にも影響を及ぼすということだ。

購入した住宅が高額であればあるほど、住宅所有者保険の保険料や光熱費など、その他の支出も増える。さらには家具など、住宅に合わせて購入するものも、より高額になるだろう。

4. 本当は手の届かない車を無理して購入する

これは、基本的には上記の3.と同じ考えに基づいている。この問題を回避するための最善の方法の一つは、中古車を選ぶことだ。

新車は大抵、購入から3年間で価値がほぼ半減する。5万ドルで最新モデルの車を買う代わりに、同じ車の3年前のモデルを2万5000ドルで買えば、月々の返済額も半分に抑えることができる。

5. 「より良い生活」 のための支出が多すぎる

例えば毎月、外食に300ドル(約3万2000円)、映画鑑賞に100ドル、コンサートのチケット代に200ドル、スポーツのイベントに300ドル、その他の活動に100ドルを使っていたとする。合計すれば、毎月合わせて1000ドルの出費だ。

たとえ収入が比較的高かったとしても、これはやはり大きな金額だ。毎月の予算を決めて、こうした出費を管理する必要がある。娯楽に使っていた金額を半分に抑え、残りは貯蓄や投資に向けるべきだ。
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編集=木内涼子

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