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実際にシーベルは、デジタル変革に付いて来られない企業は成功の見込みが薄いだろうと考えている。つまり企業のCEOはそのプロセスを率先し、テクノロジーに関する知識を深めなければならない。言い換えれば、全てのCEOは自社の事業を深く考え直す必要があるのだ。

確かに、障壁や抵抗もあるだろう。多くの企業では、AIなどの次世代テクノロジーへの移行に向けた人材が単に不足している。さらに悪いことに、現在のテクノロジーはばらばらで、互いに連携しておらず、複雑だ。

しかしシーベルは、大企業ならではの利点もあると指摘する。ひとつは、大企業には通常、競合他社に対する強力な“堀”となり得る大量の高品質データが存在する点だ。さらに、大企業には自社の取り組みを拡大するためのリソース、流通機構、インフラがある。

しかし変革のペースは加速しており、CEOにとってもはや待ったなしの状況だ。

シーベルはこう記している。「今後、新たなビジネスモデルが出現し、現時点では想像すらできない製品やサービスが至るところに広まるだろう。新しいチャンスが生まれるが、この時機を逃した企業や組織のほとんどは、歴史の中の副次的存在と化してしまうだろう」

編集=遠藤宗生

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