フォーブス ジャパン編集部 エディター


「美容整形」ではなく「美容医療」の考えを浸透させたい

今後、人材採用および事業投資を強化し、2020年末をめどに累計会員数100万人・契約クリニック数1000院の到達を目指すトリビューだが、それと同時に「美容医療」という考えの浸透にも努めていくという。

「一言に“美容整形”と言っても、さまざまなジャンルがあります。この言葉を聞いたときに、みなさんがイメージする整形は『美容外科』です。よくメディアが大きく取り上げるので誤解しがちかもしれませんが、これは外科手術を伴うもので、いま大きく伸びているのは『美容皮膚科』の領域なんです。これは糸を使ったり、注射を使ったり、レーザーを使ったりするプチ整形と呼ばれてるもの。脱毛をきっかけに、これまでエステに通っていた人や、メイクで隠してた人たちが少しずつ美容クリニックに通う機会が増えてきています」(毛)

トリビューを立ち上げたタイミングでは、「外科手術をしたい」人の情報ニーズ高かったため“美容整形”を打ち出してきた。

しかし、今後はよりライトなユーザー層へ拡げていき、整形ではなく定期的に美容クリニックに通う体験をしてもらうためにも“美容医療”という言葉を意識的に使い始めているという。

「『目の下のクマをとりたい』と思ったときに、メイクで隠すのか、注射で隠すのか、手術で取り除くのか。これらは同時に検討されうるものなのですが、今まではそういった選択肢があることを知る機会がなかった。今後もプラットフォーマーとして、ユーザーの選択肢を増やしていけるような情報を発信をしていけたら、と思っています」(毛)

また、東は「美容医療」という表現に対し、こう思いを口にする。

「個人的に“美容整形”はミスリードな表現だと思っています。効果としては心のヘルスケアに近く、施術によって自信を持てたり、自分をアピールできたりするわけです。そのために美容医療がある、という理解の方が正しいと思います。日本はだいぶ豊かな国になってきたので、今後はどう生きるか、もっと豊かに生きていくかが重要な考えになる。

いま、美容医療の市場はリーディングカンパニーが社会ときちんとコミュニケーションを行い、その効果を正しく理解してもらうフェーズに来たと思っています。インターネットも昔は『大丈夫か?』と言われていた。いつの時代も心配する人はいるわけです。でも、インターネットも社会とコミュニケーションをとってきたことで、いまや心配する人はほとんどいません。その話と似ていると思っていて、トリビューがリーディングカンパニーとなり、社会とコミュニケーションをとっていって欲しいと思います」(東)

今回の資金調達を契機に、より成長へのアクセルを踏み、国内No.1の美容医療プラットフォームを目指すとともに、「人生100年時代」を支えるヘルスケアカンパニーとして日本の美容医療市場のさらなる成長に貢献することに取り組んでいくという。

文=新國翔大 人物写真=小田駿一

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