フォーブス ジャパン編集部 エディター


1施術あたり20枚の画像を投稿する「熱量の高さ」

これだけ熱量が高いコミュニティを生み出せている秘訣は「画像付きの口コミ」にある。美容クリニックのホームページに掲載されている症例写真はBefore/Afterの2パターンしかないことが多いが、トリビューは1施術あたり20枚ほどの画像が投稿されている。

例えば、施術の3日後、1週間後はどんな状態か、痛みはどれくらいか、赤みはどれくらいかなど、細かな情報が投稿されているという。

「そういった情報は今までどこにもありませんでした。ユーザーは意外と施術した後の変化が気になるので毎日写真を撮るんです。いまトリビューには、ユーザーのカメラロールにある写真が集まってきています」(毛)

2019年8月時点、トリビューには15万枚以上のBefore/Afterを含む経過画像が投稿されているほか、7000件以上の体験談が投稿されている。

そのほか、価格・パーツ・満足度別の細かな項目検索で自分に合った施術方法やクリニック・ドクターが見つけられる点、クリニックへのカウンセリング予約をチャット形式で簡単に行える点もユーザーから人気のポイントになっているとのこと。

「自分らしく生きる」が今後は成長市場になっていく

トリビューについて、「大きなポテンシャルがある」と期待を寄せるのは、今回のラウンドで投資を実施したW venturesの東 明宏だ。彼は“自分らしく生きる”ことをサポートできる領域は今後の成長市場になりうると語る。

「今後、日本は人口が減っていくので投資家としては、単純な拡大マーケットは見出しづらい状況にあります。一方で日本を“成熟化したマーケット”と捉え、みんなが豊かになる、自分らしく生きることをサポートする領域は、今後成長市場になっていくと思っています。

そういう意味でトリビューは数少ない成長市場で事業を展開している1社ですし、日本だけでなくグローバルに打って出て行けるポテンシャルも秘めている。今後にすごく期待しています」(東)


W venturesの東 明宏

実際、毛も「投稿数も過去最高の数字を記録していて、順調に成長している」と事業の手応えを口にする。

「美容医療は人口が多い中国が世界で一番大きい市場で急速に伸びていますが、市場規模で言えば韓国よりも日本の方が大きい。昔から施術の件数は多いんです。昔から施術をやっている人は多かったけど、情報をシェアするコミュニティがなかった。

中国では2011年頃から症例写真をシェアしたり、ユーザー同士で情報を交換したりするプラットフォームが登場していて、世界中でニーズが高まっている。その波に上手く乗ることができ、成長していけていると思います」(毛)

文=新國翔大 人物写真=小田駿一

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