ビジネス

2019.08.09

TATERU・キョウデン・富士通フロンテック……下期も「早期退職募集」に勢い?

ジャパンディスプレイの本社が入るビル(東京・新橋)


募集対象は40歳以上の社員だが、生産調整のために稼働停止中の白山工場(石川県)、茂原工場(千葉県茂原市)後工程ラインなどに勤務する社員については年齢の制限を設けていない。

同社は主力のスマートフォン向け小型液晶ディスプレーの販売不振で5年連続の最終赤字。今後、台湾・中国企業連合の傘下で生き残りを目指している。

日産、削減規模を当初予定の2.5倍に

一方、ゴーンショックの後遺症に揺れる日産自動車。同社が7月25日発表した2019年4~6月期の営業利益は前年同期比98.5%減の16億円に落ち込んだ。北米や欧州の販売不振で、世界規模での生産能力余剰が一層浮き彫りになった。

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2020年度までに全世界で1万2500人の人員削減を発表した日産自動車

これに伴い、日産は人員削減規模を5月時点で公表した4800人から今回、グループ従業員の約1割にあたる1万2500人に拡大した。2020年度までに削減するが、期間従業員のほか国内の一部は早期退職者の募集が考えられている。

◎2019年に入り、早期(希望)退職者募集を発表した企業



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文=M&A Online編集部

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