キャリア・教育

2019.08.06 11:30

苦労は醍醐味。ミクシィ元社長、トラブル続きの20代|朝倉祐介 #30UNDER30

シニフィアン共同代表 朝倉祐介


うまくいっていることは、ほとんどありませんでしたね。サービスは伸びないし、株主とのやり取りも、取引先とのやり取りもうまくいかない。社員も不満を抱えていて、「どうしたらいいの? これ」という状態。ただ、いまになって振り返ると、それは大して珍しい話でもありません。まったくトラブルがないスタートアップなんてあるわけがないし、起業家の人たちにとっては、おなじみの光景なわけです。
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毎日、家に帰ってからも早朝5時くらいまで仕事。リビングで作業していたら、キーボードを押したままガクッと寝落ちしてしまって、意識が戻ってPCの画面を見ると、「RRRRRRRRR」みたいな文字がびっしりと並んでいることがよくありましたね。それに気づいてヤバいと思って、すぐベッドに倒れこみ、起きたらまた会社に行くという生活を続けていました。

本当にボロボロでどうしようもなく、何とかしなきゃいけないという気持ちに自分自身がすり減る日々。それでも、生き生きとしている実感はありました。自分で考えて、行動して、すべての帳尻を合わせていくことには、大きなやりがいを感じていたんです。だから、続けることができたし、それなりの成果をあげて、ミクシィへの売却につなげることができました。


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構成=眞鍋 武 写真=小田駿一

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30 UNDER 30 2019

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