日本が誇る若手アーティスト、井田幸昌が「一期一会」を描く理由 #UNDER30STYLE

アーティスト 井田幸昌


──今後も日本と海外を行き来する生活は続きそうですか。

もちろん日本で仕事を続けることも、日本でしかできないこともありますが、今後は拠点を海外と日本とで複数拠点にすることを考えています。

マーケットの規模の大きさだけで判断はできませんが、アートの中心はやはり今も欧米諸国にあります。さらなる高みを目指す上でも、母国の文化を俯瞰して観察するためにも、そして新たな刺激を求める上でも、海外での活動は重要になっていくはず。

これまで、アグレッシブに海外を訪れてきたからこそ、一緒に仕事をしたいと思える人にも出会うことができました。拠点を国内に限定しないことで活動の幅が拡がるということは確信しています。


今後3年で成し遂げたいことは?


現在、井田のスタジオは東京に一つ。それを今後3年以内に国内外含め3カ所まで拡張することは、現実的な目標だという。


Forbes JAPANは今年も、アート、ビジネス、スポーツなど各分野の次世代を担う30歳未満の30人を表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」を開催。

彼ら、彼女たちが歩んできた過去、現在、そして目指している未来とは。受賞者のインタビューは、8月23日から順次特設サイトにて公開する。

井田幸昌◎1990年鳥取県生まれ。2019年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。2016年、VOCA展2016に出展、また現代芸術振興財団が主催する第3回CAF賞で審査員特別賞を受賞。おもな個展に「Portraits」(東京、2019)、「The End of Today」(北京、2019)、「Banquet」(NAUFU Contemporary、岐阜、2017)、 「Bespoke」(Labassa Woolfe、ロンドン、2016)など。他多数のグループ展やアートフェアへの参加実績あり。

構成=守屋美佳 藤井さおり=写真

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