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欧州のフードデリバリー大手「Just Eat」と「Takeaway」が合併することが決まった。米国のウーバーイーツやアマゾンが支援するDeliverooが勢力を増す中で、欧州のフードデリバリー企業が存在感を高めようとしている。

アムステルダム本拠のTakeawayは、英国本拠のJust Eatを評価額61億5000万ドルで買収する計画で、これが実現すれば時価総額100億ドルの企業が誕生することになる。TakeawayとJust Eatの2社は、既に上場を果たしており時価総額は今年5月時点で、それぞれ47億ドルと54億ドルと報じられていた。

2018年にTakeawayとJust Eatの2社が受注したオーダーは3億件以上にのぼり、売上は合計73億ドルに達していた。

合併により誕生する新企業は、アムステルダムに本拠を置き、ロンドン証券取引所に上場。主要オペレーションは英国で行うことになる。Takeaway共同創業者のJitse Groenが新会社の指揮をとり、Just Eat会長のMike Evansが会長を務めることになる。

2社の合併により、デリバリー可能なレストランの多様性が増し、日々のオペレーションを支えるテクノロジーも増強される。

今回のJust EatとTakeawayの合併の背景には、今年5月に英国のフードデリバリー、Deliverooがアマゾンの主導で5億7500万ドル(約630億円)を調達したことがあげられる。

Just Eatの顧客数は昨年、2630万人に達しており、Takeawayも1400万人を抱えている。デンマーク人の起業家5人が2000年に創業したJust Eatは、ロンドンに本拠を置き、3600人を雇用している。

Just Eatの2019年の売上は12億ドルを突破する見込みで、2018年の税引前利益は1億2500万ドルだった。その前年の2017年は9300万ドルの損失を出していた。同社はカナダやメキシコ、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランドでもオペレーションを行っている。

Takeawayは1999年の設立で、300人以上を雇用している。同社は欧州ではオランダやベルギー、フランスに進出したほか、イスラエルやベトナムでも営業中だ。Takeawayの昨年の売上は2億5800万ドルだった。

編集=上田裕資

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