育児疲れ、1カ月で体重5キロ減
初産だった筆者の妻は吸引分娩で、出血が多く、アラフォーと若くもないので、体調は最悪でした。出産直後の母親というのは情緒不安定であったりしますが、妻は出産6日目に「産後うつ」の診断が下りました。そして、病院での産後プランを終え、泣いてばかりの赤ちゃんとヨレヨレの妻とともに、自宅に戻りました。
授乳マッサージに来ていただいた助産師さんからも「奥様をできるだけ休ませてください」とのアドバイスもあり、筆者は、「母乳はやれないが、とにかくなんでもやる、とくに夜は自分1人でやるから」と、いささかグロッキーの妻にとにかく睡眠を取ってもらえるように尽くしました。
赤ちゃんは健康そのものだったのですが、パワフルで、とてもおとなしく寝てくれるようなことではありませんでした。それから筆者は、オールナイトで赤ちゃんと2人の日々が続きました。
だいたい3時間ごとにオムツを替えてミルクをあげるのですが、間隔が決まっているわけではなく、ミルクをあげてゲップを出させても、すぐ寝てくれるわけではありません。泣いている赤ちゃんを落ちつかせようと、本やネットに出ている方法をいろいろと試したのですが、どれも驚くほど効かない。
妻と赤ちゃんが退院して1カ月で、筆者は5キロ近く体重が減りました(しっかり食べていたのに)。赤ちゃんが泣いているのをあやすのに、スクワットが効くのですが、しょっちゅうこれをやっていためだと思われます。
一方で妻は、体調は戻らないし、そもそもホルモンが乱れていて精神的に不安定。そんな妻に何を言われても、ガンジーではないけれど、無抵抗でただ受け止めるしかありませんでした。