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日記で思考を反芻すれば、新たな気づきが見つかる

日記って、「今朝は何時に起きて、学校で何をして部活して帰って寝た」といった、その日の出来事を書きがちですが、それでは読み返すときに面白くない。だから、私は「あの人と喧嘩しちゃって、私はこう思ったけど、いまはこう思う」とか、感じたことや感情を走り書きのようにメモをします。その方が読み返したときに面白い。その日、何が一番記憶に残ったか、そのときどんな気持ちになったか、です。

中学2年から大学1年生までは「3年間日記」を2冊終わらせているので、365日×6年間の日記は全部ありますよ。ふとしたときに中学2年の1年分を読みたくなって、365日分をざーっと読みます。すると、その日の風景や友達との会話、その時の感情が頭に蘇るのです。1日1日、日を追って読んでいくと、どういうプロセスでそういう感情になっていたのか、気づきがあります。

一方で、「今とやっぱり変わってない」と思う感覚もありますね。実は、それが勇気になります。

例えば私が怒りっぽい性格だとしたら、「昔からずっと怒りっぽいな。こりゃもう治らない。だったらそれを治したいって悩むんじゃなくて、その性格とうまく付き合っていこう」と、あきらめる。良いあきらめですね。上手にコントロールできれば自分自身の強みにもなり得るかもしれません。過去の日記を振り返って日を追って読んでいくと、変わった部分と変わっていない部分に気づけるのです。

日記も切り貼りも、朝、カフェで読み返しながら「この時の自分はこうだったんだな」とか「この人はこんな事を考えているんだ」とかをぼんやりと考えます。

そしてネタ作りのときは、どんな言葉を使うかをすごく気をつけています。どうやったら人に共感してもらえるか、みんなにとって分かりやすく理解してもらうためにはどんな言葉を使ったらいいか。「言葉の気持ちよさ」とかも考えます。正解は無いので、毎日ひたすら試行錯誤ですけどね。

──1日は長い人生の「点」かもしれないが、日記を過去の「点」と「点」が繋がるように読んで、思考のプロセスを可視化する。そこから自信と気づきを発見するのが、ブルゾンちえみ流の「マイ・ノート思考法」なのかもしれない。



ブルゾンちえみ◎1990年生まれ、岡山県出身。2017年上半期に大きな話題になったキャリアウーマンのネタで注目を浴びたのち、女優、リポーターなど幅広く活躍。7月25日から始まった舞台『フローズン・ビーチ』にも出演。舞台デビューを果たす。

文=石原龍太郎 写真=伊藤 圭

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