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環境問題に本気で取り組んだ小学生時代

封印した過去を開く鍵が「名言」

私が名言に惹かれる理由? 小学4、5年生ぐらいのとき、環境問題に対してものすごく興味があったんです。社会の授業でオゾン層とか、CO2とか、環境に対する勉強をしますよね。その授業を受けていたときに「この地球を、私が守らなくて誰が守るんだ!」みたいな責任感が生まれたんです。

まず始めたのは、クラスメイトに「裏に何も書いてない捨てる紙は私の所に持ってきてください」と、集めた紙を家に帰り、紙をカッターで切ってパンチで穴を開けてひもで結んで作ったメモ帳を配った(笑)。無駄なゴミを減らしたかったんです。家の電気をつけっぱなしにした家族から罰金として500円回収したり。とにかく地球環境を守ることに本気で。友達に「もう無駄遣いはやめて、もったいないから」と言いながら、頑張っていたんです。何年間も。

ところが中学1年のときのある夜、車の後部座席に座って車窓から煌々と光るビルを見たときに、急に「やめよう」って誓いました。私がいくら紙を再利用してメモ帳を作っても、このビル群の電気は深夜までずっとつけっぱなしだし、きっと紙も大量に捨てられている。自分一人の力じゃ無理。私ひとりが頑張ってもどうしようもない。そう思って、思いを封印することにしました。

でも、いまや世間がSDGsと言っていて、企業のトップもSDGsを取り入れる風潮にある。これ、いい感じに進んできたと思います。今の時代を生き抜こうとするには、そこを避けて通れないっていうことをみんなトップの人たち分かっているからこそ嬉しくて。仕事ができるのはかっこいいけれど、さらに地球や未来のことも考えているっていうのが、かっこいいなって思ったんですよね。

中学生のときの日記を読み返していたら、「子どものときに諦めたアレ、いまなら何かできるかも」って思えてきました。でも、どうしたらいいように循環できるんだろう、じゃあ何から始めればいいんだろうって思っているときに、雑誌の中に落ちている「言葉」を集め始めたんです。

文=石原龍太郎 写真=伊藤 圭

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