Close RECOMMEND

世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版


Forbes JAPANはビジネス誌ですが、エンタメに通じます。例えば、私が将来のことをぼんやり思い描いているとします。雑誌をめくると、ジャンルは違えど、夢を描き、具体的な一歩を踏み出して、挫折を体験しながら、それを克服した人のストーリーが書いてあります。そういう人たちは、世の中の人が何に困り、何を求めているかをよく把握してらっしゃる。これ、私のネタづくりと似ています。

世の中の人が何を求めているかを調べようとしたら、普通はインターネットで「好きなもの」「流行」を検索しますよね。でも、私はネタをつくるとき、「主婦の悩み」「30代女性の悩み」「女子高生の悩み」という具合に、悩みを調べることが多い。悩みの方が具体的だからです。Forbes JAPANを読んでいると、ビジネスでトップを走る人たちは、人々の悩みを押さえていて、それを紐解き、改善する方向に全体をまわす方法を見つけていらっしゃる。だから勉強になるんです。

もう一つは「超越感」ですね。例えば、マーク・ザッカーバーグ(2018年3月号『100人の名言』)。こう言っています。「君が世界で変えたいことは何か。それにフォーカスし、目的が同じ人を探す。そうすれば最終的に、他人に目的を与え、世界にポジティブなインパクトを与える何かを築きあげる機会に恵まれるかもしれません」。は〜。見ている世界が壮大。響きました〜。


例えば、マーク・ザッカーバーグさんや孫正義さんとか、気になった言葉を切り取ってノートに貼り付けています。

占い師の「上から目線」が人を惹きつける


ジェフ・ベゾスも「超越系」です。アマゾンが成長しているときに友達から褒められると、「ありがとう、でもそれは3年前に準備していたものなんだ」ってジェフは言うんです。まるで「俺はもっと未来のことを考えているんだよ」的アピール。ちょっと鬱陶しい(笑)。でも、逆にかっこよすぎて笑えるみたいな。そういう突き抜けた人の言葉って、スカッとします。

私のネタの「地球上の男は35億」も、文字にしたら意外とそんなに面白いことではないかもしれません。でも、言い回しと、上から目線の突き抜け感なんです。「35億」は元彼に未練がある女子の悩みに、上から目線で解決しようというテーマでつくりました。受けなかったら、すぐに捨てようと思って、演出家への「ネタ見せ」でやったら意外と受けて、ライブでも女性に受けました。

恋愛は世代共通の悩みであり、日本人って、上から目線でパーン!と言われることが好きなのかもしれません。だから、占いにハマる理由もわかります。占い師から「それ、やめなさい」と叱られて、逆に嬉しかったりする。叱られて学びたいのか、スッキリする気持ちよさがあるんでしょうね。

文=石原龍太郎 写真=伊藤 圭

VOL.1

稀代の経営者たちに見る「Think Big」の力

VOL.3

起業家ランキングから5年、時代を切り開くイン...

PICK UP

あなたにおすすめ