広告の「罠」を逃れるにはどうすれば? 5つの対策

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家のソファに座り、ニュースのケーブルチャンネルを次々と変えながらツイッターやフェイスブック、インスタグラムを見ていることはどれくらい頻繁にあるだろうか? 各テレビチャンネルやサイトを見た後、あなたはどのように感じるだろう? より幸せに感じるだろうか? それとも怒りや憂鬱(ゆううつ)、孤立を感じ、少し自信がなくなったように感じるだろうか?

私は、秘密結社イルミナティがたくらむ大きな国際的陰謀が存在し、私たちを愚かで酒に酔った肥満な状態に保とうとしているとは思っていない。しかし、自社の商品やサービスに消費者を夢中にさせることだけが唯一の目的であるビジネスの存在に気づかないのは愚かなことだ。

主な業界は、消費者を依存状態にすることで利益を得ている。あなたの恐れにつけ込み、憎しみの炎をかき立てることを望んでいて、他のあらゆる人の完璧な生活や美しい体、あるいは家族・友人・インフルエンサーの富との比較を通して自分が不十分であるかのように消費者に思わせたいと考えている。その状態で大量のドーパミンを消費者に提供し、顧客が何度も戻ってくるよう仕向けているのだ。

広告は、スリムで魅力的で、顔色が良く髪がふさふさの人物がビールやチキンウィングを楽しみながら野球を観戦し、幸せで輝かしい時間を送る姿を描いている。これは、太り過ぎた人が使い古したぼろい椅子に一人で座り、野球の試合をつけたままビールを大量に飲みながら人生の時間を過ごす現実とは全く異なるものだ。

これらは心や感情に害をもたらす。私たちは、インターネット上で全く知らない人たちと政治に関する白熱した議論に参加し、怒りで震えている。また一部のソーシャルメディアは、見る人に劣等感を与えている。消費者に、自分が楽しい時間を過ごせていない、良い服や車、家を持っていないと考えさせ、休暇を家で過ごしている自分と世界を股にかけたぜいたくな生活を送るインフルエンサーと比べることで惨めに感じさせるのだ。

本当に悪いのは、他の政治家候補でもレッドソックスでもなく、ニュースやテレビ番組、映画、食べ物、アルコール、処方薬剤を通して私たちに“毒”を与える大企業の同盟なのだ。

私のことを、権威に対し抵抗するヒッピーだと思った人がいたら落胆させて申し訳ない。私は現状を驚いて見つめぞっとするとともに、子どもの時代にはどうなるのだろうと恐れているただの退屈な人間だ。

しかし、自分の生活を変えることはできる。次の5つのことを実践し即座に自分を“デトックス”すれば、得るものはあっても失うものはない。
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翻訳・編集=出田静

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