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マーケティング感性を磨いて時代を読む


不特定多数に向けたコミュニケーションスキルは誰でも高められる

普段の目の前の顔が見えている相手に対してのコミュニケーションの場であれば、相手から無視されないためのさまざまな策が思いつくのではないでしょうか。

例えば相手の好みを探ったり、すでに持っている知識のレベルをさぐったり、課題意識をプロファイリングしてからプレゼンテーションをしたりすることがあるかもしれません。自分の服装が、相手から信頼してもらえるものなのかどうかということまで、計算することもあるかもしれません。

それなのに、顔の見えない不特定多数が相手となると、とたんに何をどうしたら良いのか分からなくなるという人も多いのではないでしょうか。顔が見えている相手と同じやり方でリサーチするだけではうまくできないからです。

今、ブログやSNSで多くのフォロワーを獲得している人や、ヒット商品やサービスを輩出しているような企業の舞台裏に注目してみると、もともとこうした「不特定多数に向けたコミュニケーション」のプロとしてのスキルが身に付きやすい広告業界やマスコミ、コンテンツ業界経験者の戦略プランナーやクリエーティブ・ディレクターや編集者が独立したり転職したりして、それを世の中に伝えて顧客を獲得するためのコミュニケーションの設計を手掛けていることが多く見られます。あるいはこうしたプロを、外部協力者としてちゃんとアサインしてアドバイスを受けています。

中には、自力で研究してそのプロたちと同じようなスキルを身に付けたアマチュアのインフルエンサーも多くいます。ですので、私はこのスキルは誰でも身に付けられるものだと思っています。

こういったプロやアマチュアのインフルエンサーたちが、不特定多数から無視されないコミュニケーションを設計できるのはどんな力を持っているからなのでしょうか。

不特定多数に無視されないコミュニケーションを身に付けるためのたった1つのコツ

それは「マーケティング感性」という力が高く、それを使ってコミュニケーションを考えているからだと思います。

マーケティングとは、ターゲットに自分の価値を買ってもらえる仕組みをつくること。「マーケティング感性」は時代のうねりを読み、マーケットの動きを見極めながら、自分の価値を無視させずに買ってもらうための伝え方としての、コミュニケーションを見極める感覚のことです。これを使えるようになると、そのときに必要な、不特定多数から「無視されない」コミュニケーションの手段が分かります。

例えば、埋もれないためのキーワードを見つけられるようになったり、見つけたキーワードをターゲットが聴きたくなるような説明に落とし込めるようになります。テレビがいいのかネット媒体なのかSNSがいいのか、ネット媒体ならばどのサイトがいいのか……など、最適なメディアで情報を発信することができるようになります。

今、情報量が多くなりすぎて誰もがキャパシティオーバーしています。そのため、自分が相手に伝えたい情報は、簡単に無視されてしまうようになってきています。そうならないために必要なのが、マーケティング感性です。

まずは、日々の顔が見える相手とのコミュニケーション以外に目を向けて、世の中をよく見てみましょう。そして、よく売れているもの、アクセスが多いサイト、フォロワー数が多い人、なんだか気になるものを見つけたら、マーケティング感性を磨くチャンスです。「なぜ、それを無視できないのか?」と考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

文=阿佐見綾香

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