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尾原:業界の未来に対する危機意識ですか?

中田:というより、僕自身が楽しくないんです。だから、僕の興味はもっと違うところにあるかも、って。それで漫画系をちょっと抑えて、他のことをやろうと。で、そのとき興味があったのが世界史だったんです。

尾原:なるほど、キングダムと中国史とか。



中田:やってみました。そして、ヒットして、これでこんなに稼げるんだと。もうここはゴールドラッシュだと思って掘りまくったんですけど、今度は「でもあれ、俺って金が欲しいんだっけ」ってなってきて。しかもむちゃくちゃ忙しくなった。

一方で、収益を見たときに、大きな変化があった。これでいろんな仕事をやめられると。僕は臆病なので、仕事は少しずつ減らしていくほうなんです。でも、これだけあれば全部やめられるのかって思ったとき、真っ先に海外に出たいと思った。

僕、デビューしてからずっと日本に縛られてるんです。芸能界の第一線で活躍されてるタレントさんとお話しさせてもらっても、みんな忙しくて外国に行く余裕なんてないんですよ。それを見ながら、「俺はこれでいいのかな」ってずっと思ってた。タモリさんだって、楽屋でじっと時刻表を見てるわけです。国民に愛されるって、なんて宿命なのだろうと。

そこで、視野を広げて、世界史に出てくる偉人や時代のターニングポイントになる人の伝記を読むと、みんな一度は海外に出ていることがわかった。

尾原:それは自分を見つけるための旅行ですね。しかも孤独と向き合うんですよね。

中田:でも、ユーチューブを毎日あげてたらできない、これじゃテレビの時と同じかもって気づいた。

お金に関していうともう一つ、ひろゆきさん(西村博之、2ちゃんねる開設者)と堀江(貴文)さんに刺激を受けたのもあります。特に堀江さんとはよく会うんですが、彼らのマインドは対照的。堀江さんは爆裂的じゃないですか、モンスタードラックみたいな。

尾原:一方で、ひろゆきさんはローテンションでずーっと一定なんですよね。

中田:そう、マインドが違う。お金の使い方、稼ぎ方、時間の使い方、どこに美学を持って生きているかが全然違うので、どっちもしっかり見たい。堀江さんや西野さんは、心臓が破裂しそうな生活だなと思うけど、僕自身もそうなりがちなんです。

でも、もう一人の自分はひろゆきさんマインド。パリでマイペースに暮らすような時間の使い方のほうに、すごく興味がある。だから、今バリ島もベースにお仕事をされてる尾原さんに、すごく興味があるんです。

というのも、大概のことは飽きるから。何をしたら僕は楽しめるのかを、知りたいんですよね。(後編は7月31日公開)

文=小野田弥恵 編集=Forbes JAPAN編集部 写真=小田駿一

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